8月19日(日)    7日目





今日は礼文島から帰る日。

礼文島最終日。








今日もまたけたたましいカラスの声で目が覚めた。

利尻富士、礼文岳登山による筋肉痛もピークに達し、ノロノロテントからはい出したさめ家。


まぁ、カラスのおかげで目覚まし時計をかけずに寝坊せず朝日を見に出発できたわけだけど(笑)




車で海岸へ向けて走っていると、地平線からそろそろ朝日が上がりそうだ。

車を止め、海岸へ出る。







「ずいぶん大きな鳥がいるわね~。」と母。










「いや、あれ・・・トドじゃない!?」と私。




慌てて駆け寄るさめ一家。








推定、トド3,40匹。



ブタのように「ブヒブヒ」とか「グァーグァー」みたいな声を出し鳴いていた。

時々手(ひれ!?)でお尻をペチペチ、バシバシ叩いていて可愛かった。




↑アップです。





トド見られるなんてラッキー!

早起きしてよかった!!




トドと朝日のコラボレーションやぁ!!!(ひこまろ風)





トドも朝日も見れて大満足。








キャンプ場に帰って、朝食も食べておなかも満足。







ふと思う。

今日帰るんだ・・・。

なんだか寂しい。寒いし、虫でギャーギャー騒いでたりしたヶど、いざ島を離れるとなると寂しい。


キャンプ場のそばの丘を仲良くなったさわやかカップルと一緒に登った。

海、山、街いろんなものが見渡せる。

こんなに遠くからでも海が透きとおっているのが分かるぐらい綺麗。

この山の緑と空の水色と雲の白と海のエメラルドグリーンともお別れなのだ。







帰りの船に乗る為、港に行くついでに、礼文岳に登るというそのカップルを登山口まで車で送った。


とてもさわやかで理想的なカップルだった。

見ていて羨ましくて幸せな気持ちになる二人だった。

それまでの数日間、移動の足がなかった彼らを、父や母は銭湯に送ってあげたり、今日登山口まで送ってあげたりしたので、とても感謝してくれて、お礼にお菓子をくれた☆

またどこかで出会えたらいいなぁ。





そして彼らと別れ、いざ港へ。




フェリーに乗り込むと、なにやら外が騒がしい。

外を覗いて見ると、港の船出場ではたくさんの人が歌って踊ってお見送りしていた。




キチガイユースホステルで有名な恒例行事らしい。

毎日こうやって見送っているそう。

この為に、宿泊者は夜ミーティングしているらしい。・・・アツイ(笑)





ガッチャマン、水戸黄門・・・様々な歌を歌いながら、宿泊者みんなで踊る。




動画で撮ってみた。

最初彼らのハイテンションぶりアンド激しい動きに笑って見ていたが、

最後「遠い世界」をみんなで熱唱しているのを聞いたら、なんだか目頭が熱くなった。


船の外の人も中の人も熱唱。


父と母の青春時代の歌らしく、隣を見ると父母は泣いていた(笑)






きっとユースに泊まっていた人達は夜遅くまで語り明かして、仲良くなったんだろうなぁ。

礼文島との別れも寂しいし、歌の歌詞もいいし、彼らの事を勝手に想像して

私までウルウル感動してしまった。





船が島から離れていく。

カラーテープも切れていく。











彼らは小さくなるまで手を振って見送ってくれた。






フェリーの中では、昨日礼文岳で出会った京都の大学4年生の男の子2人と再会。

仲良くなってずっとしゃべって、一緒に写真撮ったりした。




彼らともまたどこかで会えるといいなぁ。

メアド交換しとけばよかった(笑)