弟から薦められて見た。
号泣。
1968年、京都を舞台に在日朝鮮人の高校生と日本人高校生のパッチギ。
昔はこんなに人種差別があって、それが原因で激しいケンカが起こっていたのかなぁと驚いた。
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印象的なシーンがたくさんあった。
「なんで戦争なんて起こるのかなぁ」という主人公のセリフに、親友は
「仲がわるいからやろ。」と答える。
「じゃぁ、なんで仲が悪いんやろ。」
と主人公が言うシーンが印象的だった。
そして、ケンカをふっかける在日朝鮮人も
「俺らだって、ケンカをするのは怖いんだ。」
という。
じゃぁ、なぜ人は争うんだろう。
在日朝鮮人のおじいちゃんは主人公に向ってこう言うシーンがある。
「わしらはいきなり紙を突きつけられて、船に乗せられて日本に連れてこられた。船から飛び降りて死んでしまおうと思った。(中略)
お前はお腹が空いて、草を食べたことはあるか?なにも知らないだろ。何も知らないお前にはここにいてほしくない。出て行ってくれ。」
またあるおばさんは言う。
「あなたは、国会議事堂の大理石はどこから持ってきて、誰が持ってきたか知っていますか?知らないでしょう。」
という。
すごくズシってくる言葉だった。
歴史を知らないことは罪なんだ。
この映画には笑える要素だけでなく、人種差別の問題、世界平和、戦争、歴史、愛・・・などたくさんのメッセージを絡めながら、強烈に私達に伝えている。
最後、キムジン川という歌に乗せて、いろんな人の思いが交差して、私の頭の中もいろんな思いが交差した。
すっごく考えさせられる映画だった。