久々に
終わった後、何も言えなくなる映画を見た。
なんて表現していいか分からなかった。
華やかなピアフの人生の裏では、
切なくて悲しくて不幸な女の人生があった。
幼い頃、母親に捨てられ風俗店を経営する父方の母親に引き取られ育つ。
ピアフの才能を見出してくれたオーナーの死。
愛する人との永遠の別れ。
薬への依存で蝕まれていく体。
ボロボロの体でも最後まで歌おうとするピアフ。
ステージで倒れても、お客さんの為に歌おうとするピアフ。
「歌えなくなったら生きている意味がない。」と言い切る彼女は本物の歌手だな。と思った。
最後ピアフはmon dieuを歌う。
彼女は「この曲はまさに私の人生だわ。」
と言いフラフラの体で熱唱する。
彼女の人生のような歌詞を聴きながら、
いろんなシーンが頭をめぐって涙が止まらなかった。
辛いこと、楽しいことがあった。
でも私にはそれはどうでもいいこと。
過去は洗い流し
これからはあなたと生きていく。
彼女は歌う。
波乱に満ち、愛を生きた彼女の歌は、
心にずしっと響いた。
またピアフの名曲という名曲が流れ、素晴らしい歌にうっとりした時間を過ごせた。
おすすめ!!!!!!!
少しでも興味を持った人、劇場に走って(笑)