風邪の季節になりました。
風邪をひきそうな時や風邪をひいた時に、刻みネギを豆腐、味噌汁、納豆に、やや多めにかけたり、入れて食べたり、同時に青汁(一番効くのは葛の葉、しかし大麦でも可)も飲むと、風邪をひいても熱を出すことがなくなりました。これは意外と効果がありましたので書かせていただきました。
また、梅生番茶(うめしょうばんちゃ:梅干+擦った生姜をほんのちょっと+醤油数滴+番茶)も飲むと気分が落ち着いて良いです。
今日は以前書きました「四季の野菜・きのこ類の効用まとめ」 (http://ameblo.jp/samebau/entry-12214035366.html)の中から、風邪に試して効果のあった「ねぎ」について書かせていただきます。
「薬にかわる食べ物」医学博士 森下敬一著 株式会社ペガサス
昭和56年7月10日 第一刷発行
からの引用です。
ねぎの概要
<秋 9月、10月、11月>
*スタミナ強化
*胃腸病
*冷え症
*風邪
*のどの痛み
*下半身のむくみ
ネギは、シベリアが原産地で極寒の地の食べ物だそうで、
・体を暖める作用
があるそうです。
風邪のときは、「ねぎ味噌」といって細かく刻んだネギと味噌を半々に混ぜて、熱湯を注いで飲むと発汗し、熱もすっかりとれ、治ります。
ネギは味を引き出す薬味として使用されることが多いです。
・ネギの成分を最も有効に使う食べ方は、生か半生だそうです。
・肉、魚の臭い消しによく使われます。
ネギの緑色の部分はビタミンAが豊富です。
●硫化アリル(ネギの強い臭気)●
・神経を刺激して消化液の分泌を促し、発汗をもたらします
・※ビタミンB1の効果を高めます
※ネギはビタミンB1不足でおこる以下の項目に効果があります
1.ビタミンB1が不足しますと、疲れやすく、根気がなくなり、イライラしたり、冷え症が起こりやすくなります。
2.食品添加物の入った食べ物の常食によりビタミンB1が不足します。
●民間療法としてのネギ●
しもやけ:
ネギを煎じた汁に患部を浸すと良いそうです
リウマチの痛み:
ネギの煎じ汁に塩を入れた薬湯に入ると効果があるそうです
スタミナ強化:
生か生に近い状態で食べると体を暖めて内臓の働きを盛んにします
胃腸病:
生ネギに味噌をつけて食べると体が暖まって自然に胃腸の働きが活発になります
冷え症:
胃腸機能が高まるので、血液が浄化されるとともに、血行が良くなり、体の冷えがとれます。陰性体質で疲れやすい人はネギを常食にすると良いそうです
風邪:
頭痛や鼻づまりのときは、
・大きな湯呑か茶碗に、細かく刻んだネギの白根+生みそ+生姜少々を入れ、そこに熱湯を注いでよくかき回して熱いうちに飲むと効きます。
・鍋に、ネギの白根5本+味噌10g+生姜3片を入れ、そこに水を入れ、水かさが半分になるまで火をかけて(=煎じて)、その汁を、寝る前に飲んで寝ますと、睡眠中に発汗し一晩ですっかり治ります。
のどの痛み:
風邪や声の出しすぎでのどを痛めた時は、
・ネギを二つ割にして火にあぶり、しんなりしたものを火傷しない状態までさましてから、のどに直接当てて包帯などで巻きつけておくと治るそうです。
下半身のむくみ:
排尿がスムーズに行われずむくみが出た時は、
・白根をすり鉢ですりつぶしてハチミツを練り合わせ布(ガーゼでもよい)に伸ばし、へその下に湿布します。これによって腸の働きを促進し、排尿を楽にするそうです。
以上ご参考までに。
それではまた宜しくお願いいたします。