菅内閣が正式に誕生した。大臣は17人中5人が新たに入閣、官房長官仙石氏が担当換えだ。
小沢色を払拭してクリーンなイメージで出直しとのことだが、仕事の出来が悪かった官房長官と農水大臣の交代のほかは、総理に近い人と参院選に向けて看板(元)娘を登用したぐらいだ。

それでも内閣支持率がV字回復するのは、世論調査が本当の支持ではなく単に期待する者の率なのだからだろう。それゆえに、何かあれば激しく上下する。最近の内閣支持率は誕生時が最高値を示すことが多いので、今後はどう下がってくるかが問題だね。

内閣のメンバーが代わり映えしないのはしょうがない。民主党国会議員で衆議院当選5回以上は50人、参議院当選3回以上は11人しかしないのだから当然だ。政務官はともかく副大臣もそこそこの人にしなければならないし、党役員や国会の委員長もそこそこそこの人にしなければならない。そうなると当然限られてしまう。だけれども、これが現状のベストなのだろう。国民が選んだ民主党政権のベストの布陣だ。

菅新総理の会見は、まじめさが全面に出ていた。受け狙いばかりの前任の発言とは好対照だった。ただし、総理大臣となると真面目だけではうまくいかない、菅新総理のイメージは暗い。何しろ、厚労大臣の時の謝罪会見や短気といったイメージばかりだ。永田町や霞ヶ関では菅直人を慕う人は少ないという。

鳩山政権は8ヶ月あまりで消滅した。今日新しい総理大臣が誕生したが、問題は一つも解決していないし、解決する兆しもない。
あと、1ヶ月か1ヶ月半後には、また国民が試される時が来る。民主党だとか自民党だとか、両方ダメだからみんなの党だとか考えず、政治家として相応しい人を選んで、そして、育てよう。