何年もずっと前のことだが、霞ヶ関で「トウマワシ」という言葉を聞いた。
はじめは「遠まわし」かと思い、話の文脈からして意味がわからなかった。
この「トウマワシ」は「党まわし」、「党」とは当時の与党である自民党のこと。つまり、官僚が与党である自民党への根回しのことを意味している。

この「党」を「猿」に置き換えてみると良く意味がわかる。与党議員が「猿」で官僚が「猿使い」。表舞台で芸をしてお客さんから拍手をもらうのは国会議員でそれを操っているのが官僚ということ。まさに官僚主導、ただし、官僚主導政治というのは「猿使い」におそわった芸しかできない「猿」のこと。

民主党が選挙に勝った。やりたい放題の「猿使い」に反乱を起こし、観客を味方につけたのだ。しかし、新たな猿は、当然、猿使いの言うことをきかない。かといって自分で芸ができるわけではない。今表舞台に立っているのは芸の出来ないただの「猿」だ。だから、何もできないし、誰からも相手にされない。

このような「猿」を選んだお客さんたちは、どう考えているのだろうか?