逃亡犯条例から発した市民の抗議活動は、現段階で何を求めているのだろう。
5大要求といわれているのは次の5つ。
  ① 改正案の完全撤回
  ② 警察と政府の、市民活動を「暴動」とする見解の撤回
  ③ デモ参加者の逮捕、起訴の中止
  ④ 警察の暴力的制圧の責任追及と外部調査実施
  ⑤ 林鄭月娥の辞任と民主的選挙の実現

①は逃亡犯条例の取扱、②~④は今回の一連のデモと警察・政府の対応の整理、⑤は香港の統治そのものの問題と大別されると考えた。
①については、回答を得た、②~④は今回の事案のことで引き続き政府との間で交渉していくべきものであるが、問題は⑤である。

自分自身、中国共産党の支持派というわけではないが、市民団体がアメリカ国旗を掲げて行動する姿はどうかと思う。
現在、香港は中国の一部であることは認めなければならないことである。その上で1国2制度、香港の民主主義をどう確保するかではないか。
候補者が限定される今の香港の選挙制度は、市民団体が主張するように民主的選挙とはいえない。これを確保できるように毅然と行動を続けるのが賢明ではないか。
アメリカ国旗を掲げての行動は何を目指しているのだろうか?独立?民主的選挙が確保されなければ独立という選択肢もあるとは思うが、今の中国で独立は現実的な目標になるのだろうか?
天安門事件からは30年が経っている。今の中国は当時とは国際的立場が異なる。ウイグルやチベットの独立を抑える必要があるとしても香港に手荒な真似は安易にできない。中国としても大陸なの民族問題、さらには台湾との関係を考えると、香港の民主的選挙を認め、名実ともに1国2制度を実行することに利があると思うのだが。

 

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