15年前の秘密を前に問われる夫婦愛「しあわせな結婚」 | トリップちゃんねる

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「しあわせな結婚」 日本 公開日:2025年7月17日

阿部サダヲと松たか子が夫婦役で出演の「しあわせな結婚」というドラマを見ている。まだ2話めが終わったばかりだ。阿部サダヲも松たか子も、ぼくはあまり好きな顔の役者ではないけれど、なぜか物語の中で見ると、目が離せなくなる。

このドラマの「しあわせな結婚」というタイトル、脚本を担当する大石静が『徹子の部屋』出演時に明かしたのだが、元々のタイトルは「ネルラという妻」だったとのこと。スタッフに説得され今のタイトルになったという。

「しあわせな結婚」というタイトルが成功している。覚えやすいし、ドラマの内容をあれこれ想像することを促すかのような、シンプルで印象的なタイトルだ。

ドラマのスタート時点で、軽いコメディに思えた。松たか子演じるネルラの、突拍子もない行動がどこかユーモラスだし、それにあたふたする幸太郎(阿部サダヲ)も面白い。

幸太郎は弁護士でニュースショーのコメンティターとしてテレビにも出演している。ある日、テレビ出演時に体調が悪くなり、入院することになる。一命をとりとめたが、親はなく50年間独身主義を貫いて見舞いに来る人もいない。

入院中の幸太郎が、点滴のセットをひきずりつつ1階のコンビニに行くためエレベーターに乗る。そのエレベーターの中で、ネルラ(松たか子)と偶然出会う。

「お見舞いですか?」と、聞くもネルラは無言。「あ、失礼しました」と、つぶやく。そしてドアが開き、「着きましたよ」と、ネルラに伝える。すると、ネルラはふりむきざまに「どうぞ、あげます!」と、手に持っていた紙袋を幸太郎に押し付けて一礼してエレベータの中からいなくなってしまう。

袋の中には彼女の名刺と封筒に入れたお金が入っていた。彼女は鈴木ネルラと言い、美術教師であることがわかる。お金を返すため、スマフォで連絡を取ると、入院室にネルラがやってくる。ネルラに幸太郎は名詞を渡す。

幸太郎は感情を表に出さず、笑顔を見せないネルラの魅力に、すっかりハマッてしまう。「女神みたいだ」という印象を持った幸太郎は、ネルラと再度、病院で会うことを期待する。しかし、会うことはなかった。

幸太郎が退院の日を迎え外に出ると、ネルラが病院の前に立っている。幸太郎は「今日はどうされたんですか?僕、また来てくれるんじゃないかと期待してたんですよ。バカですね」と告げる。

ネルラは、「来ました。お迎えに・・・・・・ あの、家(うち)に来ませんか」
「家、家とは? 僕の家ですか?」幸太郎はとまどって聞き返す。
「私の家です」
「え・・・・・・?」
「あ、今、かってに口が動きました」

この突然の展開がおかしくて笑ってしまった。その後「こうしておれは結婚した」という幸太郎のナレーションが入る。

第2話めでは、レギュラー出演するワイドショーの司会者が急に欠席するという展開。幸太郎は代打を打診され、ピンチヒッターで司会者をやることとなる。

その番組での司会シーンがとても良かった。実際のテレビでも、ワイドショーの司会を阿部サダヲは完璧にできそうだ。ドラマから現実になったらおもしろい。

2話めでは、ネルラの婚約者の話も出てくる。15年前に、ネルラには同じ美術大学の画家の婚約者がいた。その元婚約者を、彼女が殺したのではないかという疑いが起こる。ネルラの過去の謎を抱えつつ3作目に引き継がれていく。

俳優の阿部サダヲの事を言うときに、なぜか阿部サラダと言ってしまう。そのたびに妻から「サラダじゃなくて、阿部サダヲだよ」と、注意を受ける。逆に芸名が阿部サダヲではなく、阿部サラダであったらどんなに助かったか。まあ、何はともあれこの後の展開に期待したい。

参照:松たか子の芝居に思わず息を呑む 『しあわせな結婚』は“間違いないドラマ”