東出昌大(ひがしで まさひろ)は、日本の俳優、モデルです。身長189cmという恵まれた体格を生かしてモデルとして活動を始め、その後、2012年に映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューを果たしました。同作で評価され、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
近年は、山での狩猟生活や再婚など、俳優業にとどまらない独自のライフスタイルにも注目が集まっています。そんな東出さんをめぐり、元妻・杏さんとの間に生まれた子どもたちの養育費問題や、週刊誌報道への反論が改めて話題になっています。
●「養育費月1万円」報道をめぐる騒動
東出さんについて、写真週刊誌『FLASH』が次のような記事を掲載しました。
『東出昌大「今後もやらかす側の人間」居直り発言も気遣われる元妻・杏の不遇…“養育費月1万円”騒動から山生活&再婚の陰で続く苦労』
記事によると、東出さんはイベントで報道陣から芸能事務所への所属について尋ねられ、「全部お断りしてる」と回答したそうです。さらに、次のように語ったと伝えられています。
「というのも、やっぱりいまの芸能界というのがきれいですよね、みんな。ただ、私は今後も、たぶんやらかす側の人間だと思うので」
この発言を受け、SNSでは東出さんの過去の不倫騒動をめぐる反応も見られたといいます。
東出さんは2020年、唐田えりかさんとの不倫問題を『週刊文春』に報じられ、その後、謝罪しました。今回の発言については、過去のスキャンダルを自らの話題として扱う姿勢に対し、批判的な声も上がっていると記事では紹介されています。
東出さんと杏さんは2015年に結婚し、3人の子どもをもうけました。しかし、不倫騒動をきっかけに2020年に離婚しています。その後、養育費をめぐる報道が新たな議論を呼ぶことになりました。
2021年には、『NEWSポストセブン』が、東出さんから杏さんに支払われる養育費について、子ども1人当たり月額1万円と報じました。3人分を合わせると月額3万円となるため、金額の低さを問題視する声がSNSで広がり、「養育費月1万円」騒動として注目を集めました。
その後、杏さんは2022年に子どもたちとともにフランスのパリへ移住したことを公表しています。インタビューでは、パリを子育ての環境として魅力的に感じたことが、移住の理由の一つだったと明かしました。
芸能記者は、杏さんの現在の状況について次のように説明しています。
「杏さん自身が望んでの移住ですが、フランスでの生活もあり、以前と比べて女優業はセーブしています」
こうした元妻・杏さんの状況とともに、東出さんの過去の報道や現在の生活が記事で取り上げられています。
● 東出昌大が週刊誌報道に反論した理由
今回の報道を受け、東出さんは文章投稿サイト「note」に、光文社の報道に対する意見をつづった文章を公開しました。タイトルは『光文社様』です。
週刊誌に取り上げられた芸能人が、自らの言葉で記事の内容に反論するケースは、ここ数年で見られるようになりました。今回の東出さんの対応も、報道内容に対して正面から異議を唱えるもので、ぼくには新鮮に感じました。
投稿の中で、東出さんは次のように問いかけています。
『何が目的で、このような記事を書かれるのですか
「こいつはヒデェ奴だから、社会から抹殺してしかるべきだ」という論調ですか?』
東出さんは、記事の内容に対する疑問を投げかけるだけでなく、養育費に関する報道の事実関係にも言及しました。そのうえで、通帳の履歴を開示する可能性にまで触れ、報道内容の検証を求めています。
投稿では、過去に『女性自身』が報じた養育費に関する記事について、次のように記しています。
『私が養育費を「月に(1人当たり)1万円しか払わない」という報道を『女性自身』がなされた時、誰からのリークでそんな記事を書かれたのですか?
「女性3人と共同生活」というデマ記事も、『女性自身』と『FLASH』が書き連ねましたね。
そんな事実は無いと分かっていながら。』
さらに、養育費報道について、通帳の履歴を示す用意があると主張しています。
「公共性を感じて正義感の元に記事を書かれる記者がいるのであれば、私も通帳の履歴をお見せします。そしてご覧頂いたところで、記事をお書き下さい」
東出さんは、報道機関が公共性や正義感を理由に記事を掲載するのであれば、その根拠となる事実を確認してほしいと訴えています。
もちろん、実際にどのような養育費の支払いがあったのか、また過去の記事の内容にどの程度の誤りがあったのかについては、公開されている情報だけでは判断できない部分もあります。東出さん自身は、今回の投稿を通じて報道内容への異議を明確に示した形です。
● 報道を信じる側にも求められる視点
週刊誌の記事は、芸能人の知られざる一面を伝える一方で、読者に強い印象を残すことがあります。
ぼくも、これまでの報道を通じて、東出さんが山で女性3人と共同生活を送り、養育費を月1万円しか支払っていない人物だと、深く考えずに受け止めていました。
しかし、今回の投稿を読んで、報道された情報をそのまま事実として受け入れるのではなく、どのような根拠に基づいて書かれた記事なのかを考える必要があると感じました。
東出さんは、光文社に対して次のように問いかけています。
『今一度問います。
光文社の媒体は、何の目的で、フェイクと分かっていながら私についての悪評を撒き散らすのですか?
今一度言います。
私は逃げも隠れもせず、ありのままをお見せ出来ますので、確認が必要であればいらして下さい。』
報道内容に異議を唱え、必要であれば自らの状況を確認してほしいと訴える東出さんの姿勢が、文章から伝わってきます。
一方で、投稿の最後は、次のような言葉で締めくくられています。
『本音は「仲良くやろーぜ、お互い大したことないんだから」です。そんじゃまた』
それまでの厳しい問いかけとは対照的に、最後はくだけた表現で締めています。この結び方からは、報道に対する怒りを示しながらも、必要以上に対立を深めるのではなく、距離を置いて状況を捉えようとする客観的で冷静な姿勢がうかがえます。
● 芸能人が自ら発信できる時代に、週刊誌報道はどう変わるのか
今回の東出さんの対応で印象的なのは、週刊誌の記事に対して、本人が自らの言葉で反論を発信している点です。
これまで、芸能人に関する報道が出た場合、記事を読む側は、掲載された情報を通じて対象者を理解することが多くありました。しかし、SNSやnoteなどの発信手段が広がった現在では、報道された側が自分の考えや事実認識を直接伝えることもできます。
もちろん、本人による発信も含め、どの情報が正確なのかを確認する姿勢は必要です。週刊誌側の報道と当事者の主張を区別し、それぞれの根拠を確かめることが重要になります。
東出さんのように、報道内容に対して具体的な疑問を投げかけ、必要な情報を示そうとする芸能人が増えれば、メディアの報道姿勢にも影響を与えるでしょう。
芸能人が一方的にウソも交えて面白おかしく記事を書かれるだけではなく、自らの言葉で意見を発信できる時代になった今、週刊誌には、これまで以上に事実確認や説明責任が求められているのではないでしょうか。
参照:東出昌大、一部報道にnoteで1200文字反論。消えゆく「書く人」「書かれる人」の境界線
東出昌大「今後もやらかす側の人間」居直り発言も気遣われる杏の不遇…“養育費月1万円”
光文社様 東出昌大 note
