アリアナ・グランデは、ぼくが大好きな歌手の一人です。一時期は夢中になり、毎日のように彼女の曲を聴いていました。透き通るような高音はもちろん、愛らしいビジュアルも大きな魅力です。映画やドラマでは女優としての才能も発揮しており、日本好きで知られていることも、ファンとしてはうれしいポイントです。
アリアナは8歳のとき、フロリダ州で開催されたNHLアイスホッケーの試合でアメリカ国歌を独唱し、テレビデビューを果たしました。10歳で「Kids Who Care」を結成し、15歳で女優デビューするなど、幼い頃から芸能界で活躍を続けています。
● アリアナはPTSDを発症
そんなアリアナを悲劇が襲ったのは、2017年5月22日のことです。イギリス・マンチェスターで開催された「Dangerous Woman Tour」の終演後、会場のエントランスロビー付近で爆発テロが発生しました。この事件では観客と実行犯を含む23人が死亡し、59人が負傷しています。実行犯のサルマン・アベディは現場で自爆しました。
この事件によってアリアナはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症し、深い精神的苦痛を抱えることになったといいます。
さらに2018年9月には、元交際相手のマック・ミラーさんが26歳の若さで薬物の過剰摂取により亡くなりました。この出来事も、彼女の心に大きな傷を残しました。
その後、2025年2月19日には約8年ぶりに来日し、大きな話題となります。映画『ウィキッド ふたりの魔女』のジャパンプレミアに登壇したアリアナは、「日本が大好きです!」と日本のファンに笑顔で呼びかけました。同作は第97回アカデミー賞で主要部門を含む10部門にノミネートされた注目作です。
明るい笑顔を見せる一方で、以前からファンの間では「痩せすぎではないか」と心配する声が上がっていました。
「さすがに痩せすぎではない? 健康ならいいけれど……」
「何も食べていないように見える。何があったの?」
胸元から肋骨が浮き出ているようにも見え、その姿に驚いた人も少なくありませんでした。あまりにも痩せた姿に、不安を抱く声が広がったのも無理はないでしょう。
● 血まみれになったMV出演
一方で、彼女自身は現在のほうが健康な状態だと説明しています。
2023年4月、アリアナは自身のTikTokで「今の私と比較される過去の体型は、人生で最も落ち込んでいた頃のものです。抗うつ剤を大量に服用し、お酒も飲み、きちんと食事もできていませんでした」と明かし、現在のほうが健康的な状態であると強調しました。
ただ、ぼくには今の姿が健康的には見えません。
そんな中、音楽活動では今年6月から約3か月にわたるワールドツアーを開催し、7月末には最新アルバム『petal』をリリースしました。
そのタイトル曲「Petal」のミュージックビデオでは、アリアナ本人が出演しています。しかし、その内容は最後に血まみれとなり、年配の審査員たちをチェーンソーで切り刻むという衝撃的なものでした。
このMVを高く評価し、「よくやった」と称賛するユーチューバーもいました。しかし、ぼくはそのようなアリアナの姿を求めているわけではありません。どのようなメッセージが込められていたとしても、素直に評価する気にはなれませんでした。
さらに、このMVでもアリアナの痩せた姿が目立ち、あらためて心配になりました。
● 表舞台から離れ、十分な休養を
アリアナは「エターナル・サンシャイン・ツアー」終了後、公の活動を一時休止すると発表しました。
広報担当者は、「アリアナはツアーを健康で幸せな状態のまま最高の形で締めくくることを楽しみにしています。その後はしばらく表舞台を離れ、十分な休養を取る予定です。公の場で活動を続けることは、終わりのない世間の注目や批判にさらされ続けることでもありました」と説明しています。
さらに、「このツアーは彼女にとってかけがえのない経験でした。ファンを心から愛しており、ステージで過ごした時間を何よりも大切にしています」と付け加えました。
休養に専念するため、出演予定だったロンドン・ウエストエンドの舞台も降板する予定です。
製作会社エンパイア・ストリート・プロダクションズも、「アリアナ・グランデが本作から退く決断をしたことを確認しました。この決断は決して簡単なものではなかったと理解しており、私たちは全面的に尊重し、支持します」と声明を発表しました。舞台は予定どおり2027年夏に開幕し、新たなキャストは後日発表される予定です。
これまで第一線で走り続けてきたアリアナだからこそ、今はゆっくりと心身を休めてほしいと思います。そして十分に英気を養い、再び素晴らしい歌声や演技で魅了してくれる日を楽しみに待ちたいです。
参照:アリアナ・グランデ、ツアー終了後に活動休止へ 「終わらない批判」受け舞台も降板
