有村架純の民放連続ドラマ初主演作『中学聖日記』を、第2話まで視聴しました。放送からもう8年が経っていますが、当時は大きな話題になっていた記憶があります。視聴者の感想を見ても高評価が多く、Netflixで配信されているのを見つけて視聴しました。期待以上に面白く、最後まで見続けたいと思っています。
本作は、かわかみじゅんこの同名漫画を原作としたヒューマンラブストーリーです。婚約者がいながらも男子中学生に心を惹かれていく女性教師・末永聖(有村架純)を中心に、常識や立場、周囲の視線に葛藤しながらも惹かれ合う二人の姿が描かれます。
物語だけでなく、映像の美しさも印象的でした。田舎町の豊かな自然を背景にした映像は情緒にあふれており、とりわけ通学路の田んぼに広がる緑の風景や、光を巧みに取り入れた演出には目を奪われました。登場人物の感情を風景と重ね合わせる表現も見事です。
脇役の中で特に印象に残ったのは、夏木マリが演じる教頭です。新米教師の聖に学校の規律や教師としての在り方を教える立場ですが、ただ厳しいだけの人物ではありません。常に先を読んで行動する隙のない人物でありながら、どこかユーモラスな雰囲気も漂わせており、その存在感が作品に独特の味わいを加えています。
一方、吉田羊が演じるのは、聖の婚約者・川合勝太郎の上司です。自分の価値観をしっかり持ち、それを貫く姿勢が印象的なキャラクターです。その揺るぎない自信は時に鼻につきそうでありながら、不思議と魅力的にも映ります。
彼女はバイセクシャルであることが示唆されており、さらに社長の愛人ではないかといううわさもあります。酒に酔い潰れてバーで倒れ、勝太郎に自宅まで運ばれる場面もありました。何を考えているのか簡単には読み切れない人物で、そのミステリアスな存在感が物語に緊張感を与えています。今後、勝太郎との間で何らかの衝突が起こりそうな気配も感じられます。
これまで有村架純が出演する映画やドラマをいくつも見てきましたが、本作は彼女にとって特にはまり役ではないかと思いました。これほど自然に役へ溶け込んでいる姿はあまり見たことがありません。教師としての責任と、一人の女性としての抑えきれない感情との間で揺れ動く姿が繊細に表現されており、単なるスキャンダラスな恋愛ドラマには終わっていません。
ところで、現実の社会でも女性教師と男子生徒との恋愛関係が報じられることがあります。ドラマのような「美しくも切ない禁断の純愛」と呼べるものだったのかは分かりませんが、実際には厳しい処分が下されるケースもあります。
例えば、多摩地域の中学校に勤務していた32歳の女性教師は懲戒免職となりました。処分理由は、2019年3月28日の夜、自宅で勤務先の男子生徒と性的な関係を持ったことでした。当時、女性教師は29歳で3年生の担任を務めており、その男子生徒は自らのクラスの生徒だったとされています。
まだ第2話までしか見ていませんが、この先の物語が現実社会の厳しさをどのように描いていくのかに注目しています。理想化された恋愛として終わるのか、それとも教師と生徒という関係が抱える問題にも踏み込んでいくのか、今後の展開を見守りたいと思います。
