モデルでタレントのローラが6月18日、自身のInstagramを更新し、プロデュースするファッションブランド『StudioR330』を7月末で終了すると発表しました。

同ブランドには、ローラの価値観や理念が色濃く反映されています。Instagramでは《「地球に優しく、自分にも優しくあること」という想いを大切に、ロサンゼルスのチームと共にサステナブルなファッションを追求してきました》と説明しており、環境に配慮した素材を採用しながら、丁寧なものづくりを続けてきました(ファッション誌エディター)。

自身の哲学を形にしてきたブランドの終了は、大きな決断といえるでしょう。その背景には、どのような心境の変化があったのでしょうか。

ローラは2010年頃から数多くのバラエティ番組に出演し、人気タレントとして確固たる地位を築きました。当時は抜群のスタイルと洗練されたファッションセンスを兼ね備え、親しみやすいキャラクターでも注目を集めました。誰に対しても自然体で接する姿勢やユーモアあふれる受け答えは、多くの視聴者に愛されていました。

番組では共演する芸人たちをしのぐ存在感を発揮することもあり、ある女性芸人が「ローラに全部(笑いを)持っていかれる!」と嘆くほどだったといいます。

ローラ自身も後に、「1年に200本以上番組に出ることが何年も続きました」と振り返り、当時の過密なスケジュールを明かしています。

しかし、その華やかな活躍の裏で、休みなく続く仕事は本人も気づかないうちに大きな負担となっていたようです。

6月11日にYouTubeチャンネル『TEDx Talks』で公開された動画では、多忙な日々を送りながらも仕事を楽しんでいたある時期に、突然朝起きても何も楽しみを感じられなくなったと語っています。

さらに睡眠薬が欠かせなくなり、強いストレスによる歯ぎしりで歯にひびが入るなど、心身にさまざまな不調が現れました。

日常生活にも影響が及ぶなか、ローラが選んだのは、自分を誰も知らないアメリカで新たな生活を始めることでした。

当時について、ローラは次のように振り返っています。

「なんだか立っているだけですぐに疲れて、いつも横になっていました。大好きだった料理もやる気が起きず、キッチンに立つ力も出なかったのです。そんな日々が続き、“これは何だろう”と思っていたら、“ああ、私は今うつ病になっているんだ”と気づきました」

その後、ロサンゼルスへ移住し、少しずつ心身のバランスを取り戻していったとみられます。

また、2025年3月17日のInstagramでは、本名が「佐藤えり」であることを公表。《私の佐藤家の祖先が眠る新潟で、雑穀やお米、野菜たちを育てることを決めました》と投稿し、日本で農業に取り組むことを報告しました(ファッション誌エディター)。

農業に挑戦するローラが、その活動や暮らしをSNSで発信する意義は大きいでしょう。農業には「きつい」「汚い」「稼げない」といったいわゆる「新3K」のイメージが根強くありますが、ローラの発信はそうした固定観念を変えるきっかけになる可能性があります。

さらに、これまでファッションやライフスタイルで注目を集めてきたローラが農業という新たな分野に取り組むことで、メディアや世間の関心も改めて集まりそうです。

参照:《人気絶頂の裏にあった葛藤》ローラがブランドを終了し、日本で「畑を耕す」と決めたワケ

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