「気違いに刃物」や「馬鹿に刃物」という言葉は、判断力や理性を欠いた人に危険な刃物を持たせることを意味する慣用句です。現代では、むしろ「気違いにSNS」や「馬鹿にSNS」という表現のほうがしっくりくるのではないかと思わされます。
回転レーン上の寿司に、食器用洗剤のボトルに入れた液体をかける様子を撮影し、その動画をSNSに投稿したとして、無職の新西悠太容疑者(43)が逮捕されました。これまでにも、飲食店での迷惑行為を撮影してSNSに投稿し、逮捕される事例が何度も報じられてきました。それにもかかわらず、同じような行為を繰り返す姿にはあきれるばかりです。
新西容疑者は容疑を認めている一方で、寿司にかけた液体については「洗剤容器に入れた水だった」と説明しています。『はま寿司』は今後、容疑者に対する損害賠償請求も視野に入れて対応を進める方針とのことです。
また、新西容疑者は事件後、「他人に迷惑をかけていなくない?」と主張する、いわゆる“逆ギレ配信”を行い、世間から厳しい批判を浴びていました。取材記事によると、このほかにもさまざまな動画を投稿していたようです。
逮捕翌日、取材班が新西容疑者の自宅アパートを訪ねると、妻が応対しました。
「出会いは大宮でのナンパでした。お互い終電を逃したときに朝まで一緒にいてくれて……。今年で交際14年目、結婚して13年になります」
妻によると、新西容疑者は結婚後も職を転々としていたといいます。
「以前はマンション清掃などいろいろな仕事をしていましたが、ここに引っ越してからはなかなか仕事が見つからなくて。5月の初めにはポスティングの仕事も辞めてしまい、報道されたとおり無職でした。クビになったわけではありません。
この13年間、ほとんど私が働いて家計を支えてきました。最近は暇さえあれば動画を撮っていました。小学生の子供もいますが、経済的な事情で施設に預けています。次の面会は8月なんです」
家計は妻に頼り切りだった新西容疑者ですが、家庭では別の一面もあったようです。
「夫は料理や洗濯、買い物などの家事を全部やってくれていました。夫婦仲も良く、一緒にいるときは腕を組んだり、ご飯を『あーん』と食べさせてくれたりしていました。本当に優しい人なんです」
新西容疑者はTikTokに、カップ麺へ洗剤をかけたり、大量の納豆を頭からかぶったりするなど、食品を粗末に扱う動画を数多く投稿していました。しかし妻は、夫がTikTokでそのような活動をしていたことを把握していなかったようです。
妻は今回の件について、次のように語っています。
「本当にバカなことをしてくれたと思います。きちんと反省して気持ちを切り替え、『もう二度とやらない』と約束して帰ってきてほしいです。仕事をしていれば暇もなくなりますし、あんなことはしないと思うので……」
妻はそう願っているようですが、その期待に応え、新西容疑者が今後生活を改めることができるのか注目されます。
参照:《はま寿司“洗剤ドパがけ”男の妻が告白》「金がなく、子どもは施設に」
《はま寿司“洗剤ドパがけ”男の妻が「離婚」しないワケ》「ふわっち配信で朝からお酒を飲む」
