ロケバス内で女性に性的暴行を加えたとして、不同意性交などの罪に問われている、お笑いトリオ「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告(43)の第5回公判が2日、東京地裁で開かれました。裁判では、被害女性(Aさん)の同意の有無が争点となっていますが、斉藤被告は「抵抗されなかった」などと述べ、改めて無罪を主張しました。
斉藤被告側は、「女性は自分に好意を持っており、同意があると思っていた」と主張しています。キスをした際、女性から「うれしいです」と言われたため、その後の行為についても受け入れられていると判断したと説明しました。また、「もし拒否されていたのであれば、間違いなくやめていた」と述べています。
一方、検察側は、Aさんが芸能人である斉藤被告に逆らうことで不利益を受ける可能性を感じ、抵抗できなかったと主張しています。Aさん自身も、行為は無理やり行われたものであり、強く拒否したと証言しています。
事件直後、Aさんが母親に送ったLINEのメッセージも証拠として提出されました。その内容は、「ジャンポケ斉藤、気持ち悪いんだけど。チューしようとしてきた」「無理やり陰茎をなめさせられた」といった趣旨のものです。これらのやり取りは、斉藤被告が主張する「同意や好意があった」という説明を否定する有力な証拠とみられています。
このLINEの存在は非常に重要です。そのため、斉藤被告の主張には無理があるように感じられます。一方で、ロケバス内の状況を記録したドライブレコーダーの映像や音声などは残されていません。
斉藤被告にとって有利と受け取られた証言のひとつが、公判に出廷した番組アシスタントディレクターの証言です。この人物は、事件当時のAさんについて「事件の前後で特に変わった様子は感じなかった」と話しました。
しかし、そもそもロケバス内で性的行為に及んだこと自体に驚きを感じる人は少なくありません。5月8日に証人として出廷したテレビ番組のディレクターも、「ロケバスでこのようなことが起きるのは前代未聞で驚いた」と証言しています。
当時、ロケバスのドアには鍵がかかっておらず、番組スタッフやドライバーがいつ入ってきても不思議ではない状況だったとされています。そのような環境で行為に及んだことは、非常に大胆だったと言わざるを得ません。
現在、斉藤被告は芸能活動を行っておらず、生活費や示談金の確保のため、バウムクーヘンの販売に従事しています。なお、被害者側との示談は成立しておらず、交渉は決裂しています。
また、バウムクーヘン事業を始める際には、協力関係にあった販売会社との間でトラブルも報じられました。週刊誌によると、「売上金約160万円の持ち逃げ・横領疑惑」が浮上し、会社側は売上金を持ち逃げされたと主張しています。
さらに、2026年6月に行われた被告人質問では、斉藤被告は「芸能活動はできていない」「今後については今考える立場にない。断定的なことは言えない」と述べました。現時点では、芸能界復帰の見通しは立っていないとみられています。
参照:元ジャンポケ斉藤慎二被告「拒否されたらやめている」と主張
斉藤慎二被告 ドラレコなしで「絶望」 代わりに公開された「防犯カメラ」の中身
