パドレス戦で、大谷翔平の活躍が存分に発揮された試合を見ることができました。

現地時間5月20日、大谷翔平(ドジャース)はパドレス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場しました。“投打二刀流”としてプレーし、初回には先頭打者として初球を捉え、8号ソロホームランを放ちました。

本当に調子を取り戻してきたようで、安心しました。チームも4-0で勝利し、大谷は投手としても5回無失点の好投で今季4勝目を記録。見ていて爽快感のある試合でした。

現在、ホームラン数では村上宗隆が17本を記録しており、大谷とは差があります。それでも、大谷が活躍すると自然と気持ちも明るくなります。

約3年ぶりとなる二刀流でのフルシーズン完走を目指す今季は、特に投手としての存在感が際立っています。開幕から8試合に登板し、49イニングを投げて防御率は0.73です。

改めて防御率について説明すると、投手が9イニングを投げた場合に、平均して何点に抑えるかを示す指標です。基準となる自責点は、失策や捕逸などを除いた、投手に責任のある失点を指します。

歴史的とも言える投球を続ける今季の「投手・大谷」を、対戦相手たちはどのように見ているのでしょうか。



パドレスの主砲ザンダー・ボガーツは、20日の試合後に「メジャーリーグで、ああいう投手からヒットを打つのは本当に難しい」と語りました。さらに、実際に対戦した印象についても明かしています。

「結局、5回を無失点に抑えられてしまった。脱帽するしかないよ。5回裏のダブルプレーは、彼にとってかなり大きかったと思う。あの時は球数も増えていたし、タティスの打球も打球速度100マイルを超えていた。でも、不運にもベッツの正面に飛んでしまった。

オオタニのような一流投手を相手にする時は、ああいう一瞬のチャンスを絶対にものにしなければならないんだ」

さらにボガーツは、「今日のオオタニは、明らかな失投がほとんどなかったように見えた」とも話しています。

「“超一流”と呼ばれる投手は、本調子でなくても抑える方法を見つけ出す。今夜の彼は、まさにそれだった。僕たちは最後まで攻略できなかった」

また、4試合ぶりに“大谷の二刀流”起用を行ったデーブ・ロバーツ監督は、「今日は最高の球威ではなかった」と振り返りました。

それでも大谷は無失点で切り抜けました。ロバーツ監督は、不調の中でも結果を残せる大谷の凄さを次のように語っています。

「速球の出力を自分でコントロールしながら、必要な場面ではギアを上げていた。今日はベストの状態ではなかったが、大事な場面でアウトを取る方法を見つけていた。苦しいマウンドだったと思う。それでも変化球をうまく使い、配球を工夫しながら打者を打ち取れる。それが彼の凄さだ」
 

参照:なぜ今季の投手・大谷は打たれないのか? 対峙して「超一流」と脱帽したMLB戦士が証言
   大谷翔平は「限界だった」 異次元の防御率0.73、快投の裏でロバーツ監督が見た偉才の異変