発端は、ただの“肝試し”でした。沖縄の空き家に忍び込んだ少年たちが壁の中から見つけたのは、2億円超の現金と債券でした。

噂が広まると、不良少年たちが次々と空き家を訪れ、現金や金目のものを探して持ち出しました。大金を手にした一部の少年は、その金で違法ドラッグを購入し、夜の街で騒ぎを起こしていたようです。

2025年11月17日、この件が記事になりました。空き家にあった現金約1億円の一部を持ち出した疑いがあり、沖縄県警は窃盗容疑などで少年らから任意で事情を聞いていました。中高生による現金の持ち出しに加え、一部の現金が沖縄で蔓延している違法薬物「エトミデート(通称:ゾンビたばこ)」の購入費に使われていたとも指摘されています。

エトミデートは、海外では医療現場で麻酔薬として使われている物質ですが、日本では指定薬物として規制されている危険ドラッグです。「ゾンビたばこ」と呼ばれるのは、使用すると手足が痙攣したり、不自然に身をよじったりする姿が、まるでゾンビのように見えるためです。

逮捕者も出るなど、このニュースは県内外に大きな波紋を広げています。しかし、反社会的勢力の関与も疑われており、事件の全容はまだ明らかになっていません。

「この件が報じられた後、沖縄県警はようやく逮捕に踏み切りました。1月には、空き家に忍び込んだ中高生16人が邸宅侵入や窃盗の疑いで書類送検されました。さらに3月には、この事件に関連して、無記名債券を換金して約1億円を手に入れた男女も、組織犯罪処罰法違反などの容疑で逮捕されています。

見つかった現金は、福沢諭吉の肖像が描かれた“2世代前”の古い紙幣でした。少年たちは面白半分で壁を壊しているうちに、その紙幣を見つけたようです。無記名債券も空き家に残されていたようですが、少年たちは価値がわからず、その存在に気づいた“大人”が換金したのでしょう」(地元メディア記者)

まさに、犯罪映画やドラマの一場面のような出来事です。事件の大きさに比べると、警察の動きは鈍いようにも感じられます。また、報道の量も多くありません。2025年11月に少年らから事情を聞いて以降、捜査がどこまで進んだのかは不透明です。

少年たちの中には、「空き家の件でヤクザに追い込みをかけられている」と話し、行方をくらませた子もいたといいます。今も行方不明のままではないかと心配になります。

事件現場となった空き家は、すでに取り壊されて更地になっているそうです。しかし、家に残されていた現金や債券を親族が責任を持って早めに整理していれば、防げた事件だったと思います。人騒がせな家を残したまま世を去った資産家だったともいえます。

「日刊SPA!」の記事は、「新事実が明らかになることはあるのか。事件はまだ終わっていない」という言葉で締めくくられていました。今後、新たな情報が出てくることに期待したいです。

 

参照:沖縄の空き家から「2億円」。壁の中に眠っていた遺産のナゾ、少年たちの「衝撃の末路」