
「史上最悪のルームメイトシーズン2」「親友に殺されかけた女性」 2024年公開 原題:Bestie Who Tried to Kill Me
「史上最悪のルームメイト」シーズン2第1話「親友に殺されかけた女性」を見ました。本人に似せたアニメーションで、事件当時の関係者の動きや発言を再現している点が新鮮です。状況が直感的に伝わり、有効な演出だと感じました。
親友だと信じていた相手が、次第に金銭や生活を支配し、やがて命まで狙うようになります。この過程は、物理的な暴力以上に強い精神的恐怖を与えます。
この作品は、ルームシェアを始めた2人の女性の事件を追っています。2人はすぐに親しくなり、同居を始めます。ジェイニーは金銭管理を担い、財布は別でもレイチェルの支出は彼女が決めていました。
レイチェルが男性と部屋で映画を見ていた際、ジェイニーは「音がうるさい」と怒鳴ったといいます。その理由を「遊び人の彼から守るため」と説明しました。強い独占欲がうかがえます。距離を保っていれば、悲劇は防げたかもしれません。
2人の性格を対比して、次のように語る人もいます。
「レイチェルは明るく社交的で、外出やデート、仕事を楽しむタイプでした。陽の存在だったのに対し、ジェイニーは陰の存在でした。」
レイチェルが出産すると、ジェイニーは育児に関わるようになります。しかし次第に、レイチェルの息子への執着を強め、やがて狂気的な加害者へと変わっていきます。密かに殺害を計画します。
写真を一見すると、ジェイニーはおとなしく、レイチェルのほうが押しが強く見えます。しかし行動を追うと、その印象が当てにならないとわかります。
ジェイニーがダークウェブでVRSAを購入しようとしていた事実が、FBIに把握されます。VRSAは重い感染症を引き起こす細菌です。FBIは、レイチェル殺害の目的で入手しようとしていたと結論づけます。
FBIが自宅を訪れ、ジェイニーの計画を伝えたとき、レイチェルは驚きます。「25年の付き合いですが、彼女が違法行為をするはずがありません。何かの誤解です」と語り、彼女をかばいました。自分の置かれた危険に気づいていなかったようです。
レイチェルは原因不明の体調不良に苦しみ、入院を繰り返し、死を覚悟するほどでした。それでもジェイニーを疑わなかった点に、洗脳のような怖さを感じます。すべてを知った彼女はこう語ります。
「彼女が壊したのは私の人生ではなく、自分の人生です。」
最後に、ジェイニーの服役期間がわずか25カ月だったと明かされます。内容を踏まえると、あまりにも短いと感じます。さらに、レイチェルの子どもを自分のものにしようとする意思を電話メッセージに残していました。非常に不気味な結末です。