さいたま市で、中東の民族であるクルド人の新春を祝う祭り「ネウロズ」が開かれました。会場では、参加者と外国人排斥を訴える人たちがもみ合う場面もありました。
3月22日、さいたま市桜区の秋ヶ瀬公園で新春を祝う祭り「ネウロズ」が開催されました。クルド語で「新しい日」を意味し、クルド人にとって最も大切な祭りとされています。華やかな民族衣装を身にまとった人など、およそ1500人が集まり、伝統音楽に合わせて踊りました。
一方、外国人排斥を訴える戸田市議会議員の河合ゆうすけ氏が、祭りの参加者の外国人と思われる男に殴られました。救急搬送されたといいますが、体に大きな問題はないのでしょうか。河合氏はハリウッド映画をまねした白塗りメークで「ジョーカー議員」を名乗り、キワモノ的に有名になりました。
河合氏はこれまで、クルド人に対して過激な排除を促すような言動を繰り返してきました。そのため、反発を招いたとしても不思議ではないと感じました。河合氏のように特定の人種を名指しで批判する考え方は、差別につながるものです。
例えば河合氏は、自身のYouTubeチャンネルで、元プロボクサーで実業家の細川バレンタイン氏について、「外国の顔をした人に日本の政治を語られたくない」「見ていて虫酸が走る」など、差別的と受け取られかねない発言を繰り返しています。
このように、外国人に対する差別的な言動が目立ちます。ぼくは河合氏の考え方には賛同できませんが、話し手として人を引きつける面があるとも感じています。これまでに何度かYouTubeで動画を視聴しました。
最近では、歯に衣着せぬ発言で知られるエジプト出身のタレント・フィフィ氏との関係も話題になりました。過去の交際をめぐり、フィフィ氏が「交際関係があった」と語る一方、河合氏は「付き合っていない」と否定し、食い違いを見せています。
また、クルド人に関しては、この祭りの開催を許可した公園緑地協会の担当者に抗議する動画も投稿しています。「PKKに関わるクルド人もいる。クルド人の祭りに公共施設を提供するのは、反社会的勢力に場所を貸すのと同じだ」と主張しています。
クルド労働者党(PKK)は、トルコからの分離独立とクルド人の権利向上を掲げ、1984年以降、武装闘争を続けてきた組織です。
近年、日本に住むクルド人に対するヘイトスピーチなどの差別が相次いでいます。祭りを主催したワッカス・チョーラクさんは、「日本人とクルド人が互いに理解し合い、平和に暮らしていけることを願っています」と話しました。
参照:中東民族「クルド人」の新春を祝う祭り開催 外国人排斥訴える市議ら集まり一触即発
