2024年10月、北海道江別市の公園で、当時20歳の大学生・長谷知哉(はせ ともや)さんが集団で暴行を受け、衣服を身に着けていない状態で倒れているのが見つかりました。この事件で、強盗致死などの罪に問われている川村葉音(かわむら はおと)被告ら3人の初公判が、5月25日に開かれると報じられています。
長谷さんの殺害に関わった女性は、八木原亜麻(やぎはら あま)被告と川村葉音被告の2人です。写真を見るかぎり、どこにでもいそうな若い女性に見えますが、犯行内容は非常に残酷です。ほかの4人は未成年のため、名前は公表されていません。
逮捕されたのは、長谷さんの交際相手だった八木原亜麻被告(21)と、その友人の川村葉音被告(21)、さらに少年を含む男女あわせて6人です。長谷さんと八木原被告は、同じ中学校の先輩と後輩の関係だったと報じられています。
6人は10月25日夜から26日未明にかけて、長谷さんの全身にあざができるほど激しい暴行を加えました。そのうえで「全部出せ。全額」「クレジットカードもな」「銀行カードあんのか」などと言い、キャッシュカードの暗証番号を聞き出し、衣服なども奪いました。
当時、少年らの暴行は数時間にわたり続き、殴る蹴るの行為は数百回に及んだとされています。さらに、暴行の様子や長谷さんに謝罪させる場面を、スマートフォンで撮影していました。
また、八木原被告を除く川村被告と少年らは、長谷さんの口座から現金12万7000円を引き出したあと、いったん現場の公園に戻り、その後、江別市内のラーメン店に立ち寄っていたことが新たにわかりました。ラーメンの代金は、引き出した金で支払ったとみられています。
事件のきっかけは何だったのでしょうか。八木原被告は事件前、知人に次のように尋ねていました。
「彼氏に『1年後に別れたい』と言われたら、あなただったらどうする?」
長谷さんと今年に入ってから交際していた八木原被告は、長谷さんから就職活動を理由に、交際の期限を示すような別れ話をされたと説明しているといいます。しかし、別れを切り出されたことが、6人で殺害する理由になるはずがありません。
また、八木原被告に同調して一人の若者を殺害し、さらに盗みまで行ったほかのメンバーの行動も、正当化できるものではありません。八木原被告は警察の調べに対し、「自分は暴行には加わっていないが、笑うなどしてあおった」と話していたとされています。
一方、川村被告は警察の調べに対し、「八木原被告のために、長谷さんに謝らせたいと思っていた」という趣旨の供述をしていたといいます。しかし、実際の犯行は謝罪を求めるという範囲を大きく超えており、極めて過激で残酷な内容だったことがうかがえます。
参照:八木原亜麻容疑と川村葉音容疑者を再逮捕…強盗や詐欺など4つの容疑
強盗致死罪に問われる21歳の女「全部出せ、カードもな」【江別大学生集団暴行死】
