WBCでの侍ジャパンは、ここまで連勝を続けています。そのおかげで、ネットフリックスの配信を楽しんでいます。もともとネットフリックスには加入していたため、視聴すること自体に違和感はありません。ただ、WBCを独占配信するという形には、思うところもあります。

とくに気になったのは、ライブ中継の際のコマーシャルの多さです。あまりの多さに、正直うんざりしました。回が終わるたびに4種類ほどのコマーシャルが流れ、しかも同じ内容が繰り返されます。民放と同じか、それ以上に多く感じられ、試合への集中が途切れてしまいました。

NHKで放送されていた頃はコマーシャルがなかったため、試合に集中できました。個人的には、以前の放送スタイルのほうがありがたく感じます。

また、俳優の渡辺謙が「Netflix 2026 ワールドベースボールクラシックアンバサダー」を務め、二宮和也が「スペシャルサポーター」として出演していました。試合前の番組でWBCを盛り上げたり、コメントをしたりしていましたが、個人的には必要性を感じませんでした。

侍ジャパンの試合が見られればそれで十分です。解説については、やはりプロ野球を経験してきた人の言葉にこそ重みがあると思います。

朝日新聞には、日本のネットフリックス幹部・坂本和隆氏へのインタビュー記事が掲載されていました。

「視聴者の中には『地上波のテレビで見られない』と思う人もいるでしょう。場合によっては悪者にもなりかねません。そうした空気は感じませんでしたか。」

これに対して坂本氏は、次のように答えています。

「もちろん、そういったご意見も、真摯(しんし)に我々としては聞いております。
ただ重要なのは、最終的に「ネットフリックスでよかったな」と一人でも多くの方に思っていただくこと。」

この「真摯」という言葉は、兵庫県知事の斎藤元彦が定例会見でよく使う言葉です。

真摯とは「真面目でひたむきな様子、熱心な姿勢」を表す言葉です。しかし、斎藤知事の発言を聞いていると、私にはこの言葉が責任から逃げたり、話題の中心をそらしたりするための表現のように聞こえてしまいます。そのため、質問には重要な意味が含まれているのに、回答はどこか散漫な印象を受けました。

坂本氏の発言で印象に残ったのは、ネットフリックスがアメリカ以外で本格的にスポーツのライブ配信を行うのは、日本が初めてだという点です。今回の経験を踏まえ、今後は他のスポーツにも広げていくのでしょう。野球中継のあり方も、これからさらに良い方向へ変わっていくことを期待しています。

参照:日本のネトフリ幹部が語った「WBCをテレビで見たい」批判への答え