3月7日、WBCで侍ジャパンが韓国を8対6で下し、2連勝を飾りました。韓国との試合は終始ハラハラする展開で、非常に見応えのある一戦でした。

● ノーヒットがうそのような活躍
日本は韓国に3点をリードされる苦しい展開でしたが、打線が反撃します。鈴木誠也が2本のホームランを放ち、大谷翔平と、白い歯が印象的な吉田正尚もそれぞれ1本ずつアーチを描きました。チーム全体で4本のホームランが飛び出しました。

鈴木は試合後、「負けている展開だったので、何とかしたいという思いで打席に入りました。最高の結果になってうれしいです。WBCは強い相手ばかりなので、あの場面でホームランが出たのは本当に大きかったです」と振り返りました。

前日の6日に行われた台湾戦は、日本が13対0で勝利しました(大会規定により7回コールド)。勝利自体は喜ばしい結果でしたが、点差が大きく開いたため、やや緊張感に欠ける試合でもありました。贅沢な話かもしれませんが、どこか物足りなさも感じました。

試合は2回表、大谷翔平が先制となる満塁ホームランを放ち、日本が主導権を握ります。その勢いのまま打線がつながり、打者15人の猛攻で1イニング10得点を記録しました。これはWBCの新記録です。スタジアムの盛り上がりは圧倒的で、大谷はまさにスターと呼ぶにふさわしい輝きを放っていました。

ここまでの2試合で見せた大谷の活躍を振り返ると、WBC強化試合で記録した5打席連続ノーヒットが信じられないほどの活躍ぶりです。

● 誰も彼らを責めないでほしい
一方、台湾のツェン・ハオジュ監督が試合後に語った言葉も印象的でした。選手たちの心情に配慮し、大谷から逃げなかった姿勢もうかがえます。

監督は試合を振り返り、「このような敗戦は非常に重く受け止めています。しかし選手たちは、より良いパフォーマンスを見せようと懸命に努力しています」と語りました。大敗を認めながらも、選手個人を責めることはありませんでした。

さらに、「早く打撃の感覚を取り戻せるよう、あらゆる方法を考え続けています」と述べ、2試合連続で無得点に終わった打撃面を課題に挙げました。

満塁ホームランを打った大谷については、「世界中が知る素晴らしい打者であり、非常に脅威的な存在です。彼は一振りで試合の流れを変え、チームの雰囲気を高めるリーダーでもあります」と称賛しました。

そのうえで自軍の選手たちについて、「彼を避けず、正面から対決したと信じています。今日対戦した選手たちは、もし次の機会があれば、どのように対戦すべきか理解できたはずです」と語りました。

1イニング10失点は、WBCにおける台湾の最多失点です。歴史的な大敗となりましたが、監督は「選手たちはフィールドで全力を尽くしました。良いプレーを見せようと必死に戦っていたと思います。彼らは皆エリートです。どうか誰も彼らを責めないでほしい」と話しました。

そして「すべての責任は私一人が負います」と述べ、選手たちをかばう姿勢を示しました。

● WBCに出場しない理由
WBCの試合を見ていて、気になる点もあります。侍ジャパンの投手では佐々木朗希とダルビッシュ有が参加しておらず、打者ではラーズ・ヌートバーの姿もありません。

佐々木朗希がメンバーから外れた理由は、2025年シーズンに発症した右肩の故障と、それを踏まえた所属球団ロサンゼルス・ドジャースの判断によるものです。ドジャースは高額契約を結ぶ主力選手のコンディションを守る立場にあり、前年に長期離脱した投手を春先の国際大会に送り出すことに慎重だったとされています。

ダルビッシュ有が出場しない理由も、体調管理が大きな要因です。2025年10月に右肘の手術を受け、その後も長期のリハビリを続けています。

報道によると、この手術は自身2度目の右肘手術で、復帰までには通常10カ月から12カ月ほどかかるとされています。2026年シーズンはフル出場が難しい可能性もあり、大会期間中の実戦復帰は見込めない状況です。

前回大会で日本の優勝に貢献したラーズ・ヌートバーも、WBC2026には出場していません。正式な理由は公表されていませんが、2025年10月に両かかとの手術を受けた影響が大きいとみられています。MLB開幕に間に合うかどうかも微妙な状況のため、今回のWBC参加は難しかった可能性が高いようです。

3月8日19時からはオーストラリア戦が行われます。どのような試合になるのか、今から楽しみです。

参照:【WBC】侍ジャパン、逆転で韓国を下し2連勝 鈴木誠也2発、大谷翔平、吉田正尚も1発
   侍ジャパン、WBC連覇へ圧勝発進!台湾に7回コールド 大会新の1イニング10得点

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