アメリカの人気キャスター、サバンナ・ガスリーさんの母親が誘拐されたとのニュースが、日本でも報じられています。

なぜアメリカの有名人の母親の誘拐事件が、日本で繰り返し取り上げられているのでしょうか。そこに関心を持ち、複数の記事を読んでみました。

2月1日、サバンナ・ガスリーさんの母親ナンシーさん(84)が、アリゾナ州の自宅から姿を消しました。教会に現れなかったことを知った家族が警察に通報しました。自宅からは血痕も見つかり、FBIと地元警察は誘拐事件として捜査しています。

財布や携帯電話、車はいずれも自宅に残されていました。認知機能に問題はありませんが、身体の動きを制限する持病があり、歩いて遠くへ移動するのは困難です。また、毎日服用している薬を飲まなければ命に関わるおそれがあるといいます。

ロサンゼルス・タイムズは、関係者から提供された画像では血痕が玄関付近にあるように見えたと報じました。ただし、その血液が誰のものかは特定されていません。

地元メディアには、ビットコインで約9億2000万円相当の身代金を要求するメッセージが届いているといいます。非常に高額な要求です。日本で過去に報じられた身代金の最高額は、1984年の江崎グリコ社長誘拐事件で要求された現金10億円と金塊100キログラムでしたが、犯人は現れませんでした。

さらに、失踪当日に自宅玄関に設置されたカメラの映像も公開されました。不審な人物が手でレンズを覆ったり、草木で視界を遮ろうとしたりする様子が映っていました。

この事件はトランプ大統領にも伝えられ、「ひどい出来事だ。珍しいケースだが、真相を突き止める」と述べています。

サバンナさんはインスタグラムに投稿した動画で、誘拐に関わった人物に向けて呼びかけました。

「母を連れ去った人、または居場所を知っている人へ。今からでも遅くはありません。あなたは迷子でも孤独でもありません」と語り、「正しい行動を取るのに遅すぎることはありません。私たちはここにいます」と訴えました。

動画では、ナンシーさんが行方不明になってから15日が経過したことにも触れ、家族は今も希望を失っていないと述べました。「母が連れ去られてから2週間になります。それでも私たちは希望を持ち、信じ続けています」と話しています。

FBIは報奨金を10万ドル(約1500万円)に引き上げ、情報提供を呼びかけています。
 

参照:「生きていると信じる…」人気司会者の84歳母親が誘拐され身代金要求“9億円”超

              米TV司会者の84歳の母親が誘拐されたか。行方不明になり自宅から血痕

      米 人気キャスターが誘拐犯に訴え「遅すぎることはない」