「This is I」 2026年製作 日本

Netflixで、松本優作監督がはるな愛の半生を描いた映画『This is I』が、2月10日から配信されています。

● 歌い方や息遣い、MCまで再現
はるな愛といえば、明るく元気なニューハーフタレントとして知られ、“エアあやや”の口パクものまねで一躍人気者になりました。

しかし本作では、テレビで見せる華やかな姿とは対照的に、学生時代のいじめや、親に悩みを打ち明けられなかった苦しさ、交際相手の親戚から別れを求められた経験など、つらい日々を送っていた過去が描かれています。

劇中には、斎藤工が演じる性転換手術を行う実在の医師・和田耕治も登場します。男性器を女性器に変える手術の話など、生々しい場面もあり、聞いているだけで痛みを想像してしまうほどでした。思わず股間を押さえながら観たくなるようなシーンもあります。

ところで、私ははるな愛をテレビでよく見ていたわりに、“エアあやや”のパフォーマンスを実際に見たことがありませんでした。“エアあやや”とは、単なる振り付けのまねではなく、松浦亜弥のライブ音源を使い、歌い方や息遣い、MCまで完璧に再現するものです。

今回の映画で、初めてその凄さを知りました。作中では、スナックで“エアあやや”を披露したことがきっかけで人気が出て、業界人の注目を集めたという設定になっています。

実際は2007年、陣内智則さんと藤原紀香さんの結婚披露宴の二次会で“エアあやや”を披露し、その場にいた関係者の目に留まったことから、ものまね芸人として活動するようになったそうです。

● 紀香、長く余韻が残る作品
本作には、藤原紀香が番組プロデューサー役で出演しています。

藤原紀香は10日にブログを更新し、『This is I』の配信開始を報告。作品への思いと、はるな愛との25年にわたる絆をつづりました。

「昨日、出演者も同席する特別上映で本作を拝見し、終始涙が止まりませんでした」と明かし、「静かに胸の奥に沁み込み、長く余韻が残る作品でした」と感想を述べています。

出演のきっかけについても、次のように述べています。

私はこの映画に“愛情出演”という形で参加させていただきました。その始まりは、愛と食事をしていたときの何気ない一言でした。
愛:「のり姉、報告があるねん。私の人生が、今度、映像になるねん。」!!!

その瞬間、胸がいっぱいになり、思わず抱きついて喜びました。
「愛、よかったね。また一つ夢が叶ったやん。もちろん観るよ。」

愛:「もし良かったらやけど……出てくれたら嬉しい!」
「もちろんや。どんなに小さな役でも出るから、遠慮なく言うて。ただし――あなたを応援する役でね。」


藤原は作品について、ブログでこうも述べています。

『This is I』は、単なる伝記映画ではありません。
それは、夢を抱き続けるすべての人への静かな祝福であり、自分らしく生きるという営みの尊さを、やさしく照らし出す光の物語だと感じています。

世界には今も、自分らしく生きることが叶わない環境の中で、悩み続けている人が数多くいます。
松本優作監督、脚本の山浦さん,企画の鈴木おさむさん、はるな愛ちゃん、ほかこの映画に携わった多くの人が願っているのは、この作品が、

誰かの心にそっと灯る小さな光になること――
そんな想いなのだと受け取りました。


藤原紀香の文章力と物事を見る鋭さには、あらためて驚かされました。今さらながら、彼女を見直してしまいました。

● 昭和から平成を代表する12曲
本作は、「女性になりたいのに男性として生きなければならない」という苦しみを丁寧に描いている分、やや重く感じる部分もあります。

ただ、随所に挟まれるミュージカルシーンが、気持ちを明るくする良いアクセントになっています。松田聖子、松浦亜弥、杏里などの楽曲が物語の感情と重なり、昭和から平成を代表する12曲が“愛”の物語を彩ります。

主演は、オーディションで選ばれた18歳の新星・望月春希(もちづき はるき)。レッスンやワークショップを重ね、瑞々しい存在感で“新しい時代のアイコン”を体現しています。役にぴったりで、本作を通して魅力が十分に伝わり、今後の活躍が楽しみです。

参照:Netflix映画『This is I』 本日より配信開始❣️ 「藤原紀香 徒然日記」Powered by Ameba
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