“ジョーカー議員”として知られる戸田市議会議員・河合ゆうすけ氏と、歯に衣着せぬ発言で知られるエジプト出身の女性タレント、フィフィ氏による応酬は、見ていて痛々しく、同時に非常に騒がしいものでした。

騒動のきっかけは、河合氏による過激な発言でした。

● ハーフの顔をした人間を見るとイライラ
1月10日、河合氏は自身のYouTubeチャンネルで、元プロボクサーで実業家の細川バレンタイン氏について、「外国の顔をした人に日本の政治を語られたくない」「見ていて虫酸が走る」など、明らかに差別的と受け取られる暴言を繰り返しました。

細川氏がナイジェリアと日本にルーツを持つことを踏まえ、「ああいうハーフの顔をした人間を見るとイライラする」「お前が語るな」と、怒りをあらわにしていたのです(芸能記者)。

この発言は、さすがに人種差別以外の何ものでもありません。

細川バレンタイン氏のような背景を持つ人物が、日本の政治について語ること自体に問題はないはずです。問われるべきなのは、誰が語ったかではなく、何を語ったかという点だけでしょう。この理屈を否定するのであれば、日本人はアメリカのトランプ大統領について一切意見するな、という極端な話すら成り立ってしまいます。

細川氏のYouTubeは、忖度のない率直な意見と分かりやすい語り口で、内容も非常に興味深いものです。宮崎県出身で、幼少期をナイジェリアで過ごし、14歳から20歳まではイギリス式教育を受けています。

 

ケンブリッジ大学医学部に合格するも、学費の問題で進学を断念しました。元ボクサーであり、不動産賃貸経営や宿泊事業で起業するなど、異色の経歴の持ち主でもあります。最近では、渡辺渚氏に対する発言が的確だったと感じました。

そうした点を踏まえると、河合ゆうすけ氏が議員という立場にありながら、差別的な思想を前面に押し出す姿勢は、日本人としても非常に恥ずかしいものです。ハーフの容姿に言及している場合ではありません。

● フィフィは反日である
このような発想が根底にあるため、埼玉県川口市でのクルド人問題に関する河合氏の発言も、正直なところ信用できません。

 

以前、千原せいじ氏とのやり取りの際にも感じましたが、「お前、いじめられっ子やったやろ」という発言自体はせいじ氏に問題がありました。しかし、そのやり取りの中には、せいじ氏の意見のほうが冷静で妥当だと感じる場面もありました。その後調べてみると、河合ゆうすけ氏自身にも相当な問題行動があることが分かりました。

話を戻しますが当然ながら、この河合氏の一連の差別発言は細川バレンタイン氏の逆鱗に触れましたが、そこに割って入ってきたのがフィフィ氏でした。

1月13日、フィフィ氏はXで、「戸田市議のこの発言はハーフの方への差別発言です。このような人物が保守を名乗って活動することで、保守のイメージが汚れます」と投稿しました(同前)。

これに対し、同日夜、河合氏は川口駅前での街頭演説において、「フィフィは反日である」といった趣旨の発言をし、対抗姿勢を示しました。

この点に関しては、河合氏の発言を差別的だと指摘したフィフィ氏の主張は正しいと言えます。それに対して「フィフィは反日だ」という返しは、論点がずれており的外れです。実際にフィフィ氏のYouTubeをいくつか見ましたが、反日的な立場で物事を語っている印象はありませんでした。

ところが、ここから事態は思わぬ方向に進みます。

● キスしてきたのはフィフィさん
フィフィ氏は、「河合氏とは過去に交際関係があり、私情が入っているため真に受けないでほしい」といった趣旨の発言を行い、過去に交わしたとされるLINEのスクリーンショットを公開しました。ネットユーザーに理解を求める意図だったのでしょうが、この行動によって話の焦点が一気にぼやけてしまいました。

本来、公の議論とは無関係なプライベートな関係を持ち出す必要はありません。そこを起点に話を始めてしまうと、聞く側としても何を問題視すべきなのか分からなくなってしまいます。

公開されたやり取りの中には、「西川口で最初にキスしてきたのはフィフィさんでしたよ(笑)」など、一見すると親密に見える内容も含まれていました(芸能記者)。

すると今度は、河合氏が自身のYouTubeに「フィフィのデマ発信について」と題した動画を投稿し、「付き合っていません。意味不明です。本当に。私はずっとフィフィさんから交際や結婚を求められていましたが、一度も付き合いたいと言ったことはありません」と、強く否定しました。

河合氏は44歳、フィフィ氏は49歳です。いずれも立派な大人であるはずの中年男女による不毛な言い争いに、X上では《誰得なんだこれ》《勝手にやってくれ》といった冷ややかな声が相次ぎました。

一方、この暴露合戦の発端となった細川バレンタイン氏は、YouTubeで「もうトレンディドラマみたいで面白すぎる」と大笑いし、「河合ゆうすけとフィフィが付き合っていたかどうかなんてどうでもいい」と語っていました。おそらく、多くの人が同じ感想を抱いているでしょう。

現在も、双方の暴露動画がネット上に多数出回り、非常に見苦しい状況が続いています。河合氏はフィフィ氏を訴える可能性にも言及していますが、この騒動がどのような形で決着するのか、先行きはまったく見えていません。

参照:フィフィ ジョーカー議員との“愛憎バトル”が泥沼化…中年の応酬に「誰得なんだ」の声

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