「そういえば、国分に関する騒動もあったな」と忘れかけていたころ、元TOKIOの国分太一が涙ながらに語る会見映像がテレビに映りました。
2025年6月18日、日テレに呼び出された国分太一(51)は「身近な番組スタッフにハラスメント行為をした事実はないか」と尋ねられました。二日後の6月20日、日テレは国分の『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板を発表しました。
同じ日、株式会社TOKIOも国分の無期限活動停止を決定し、五日後にはTOKIOの解散を公表しました。その後、国分が出演していた番組は次々と打ち切りになりました。
10月2日、テレビ東京も「男子ごはん」の放送終了を発表し、レギュラー番組六本はすべて消滅。国分は真相を語らないまま、完全に表舞台から消えました。
● 日弁連に人権救済を申し立てた
それから5か月。10月23日になって状況が動きだします。
国分は代理人弁護士と共に東京・霞が関の司法記者クラブで会見を行い、日弁連に人権救済を申し立てたと明かしました。
国分は、日テレから具体的な問題行為を示されなかったため説明のしようがなく、各番組の降板やスポンサー契約の解除など大きな影響を受けたと語りました。
降板を告げられた際の心境について国分は、
「突然の聞き取りで動揺し、『何が始まるんだろう』と不安なまま対応していました。冷静さを欠いていたと思います」
と話し、自身が取った行動について次のように明かしています。
「状況を受け止めようとスマホの録音機能を使いましたが、弁護士に見つかり削除を求められました。『プライバシー保護のため』と言われ、その場で消すしかありませんでした」
執行役員から降板を告げられた瞬間は
「頭が真っ白になり、『番組はどうなるのか』『メンバーに迷惑をかけた』『他局やスポンサーに申し訳ない』と混乱し、その場で謝罪するのが精一杯でした」
と声を震わせました。
いっぽう国分は会見で、日テレ側と「答え合わせができていない」と繰り返し主張しました。
しかし日テレは声明で
《関係者保護を最優先にしており、身元特定や二次加害の恐れがあるため、答え合わせは難しい》
と反論しました。
会見中の国分はやつれた様子で、ときおり涙をぬぐっていました。ただ、降板直後に抗議をしていたならまだしも、今になって訴えたことで涙の重みが薄れ、同情の声が高まりにくい印象も受けました。
さらに、日テレが複数のコンプライアンス違反を把握していたとされる状況では、国分が求める「答え合わせ」にどれほどの意味があるのか疑問も残ります。
● 2つのハラスメント
この久しぶりの国分の登場に合わせたかのように、週刊文春12月4日号も国分の記事を掲載しました。文春は日テレ関係者への取材から、事情聴取で国分が弁護士らに明かした内容を入手したとしています。
「身近な番組スタッフにハラスメント行為をしていませんか」と聞かれ、国分は2件を認めました。
「A子さんとはロケ先のホテルで部屋飲みをすることがあった。共演者やスタッフが宿泊しているホテルの自分の部屋に招いてサシ飲みをしたとき、彼女に抱きついてキスをしたことがあります。ボディタッチもしました」
続けて、数年前の出来事についてもこう語ったといいます。
「LINEでいかがわしい写真を送ったことがある、酔っぱらった勢いで、自分の下半身の写真を送ってしまった」
さらに「他には」と聞かれ、別の女性のことを思い出した国分は次のように説明しました。
「B子さんとは番組スタッフと大勢での飲み会で一緒になることが多く、放送作家らを交えて少人数で飲んだ事が二、三回ありました。その場で酒の勢いでお尻を触ったり、LINEで男女の会話をしたり、彼女を誘うようなメッセージを送ったことはあります」
これらを聞くかぎり、人気タレントというより、会社のセクハラ体質の上司と変わらない行動で、もう少し節度を持てなかったのかと感じてしまいます。
一方で、今回の日テレの対応は非常に巧妙でもあります。
思い返せば、中居正弘の件でフジテレビが批判されたのは、被害者である元アナウンサー渡邊渚より中居を優先した姿勢でした。その結果、多くのスポンサーがCMを差し止め、フジは約453億円の損失を出したとされています。
それを考えると、ひとりのタレントに責任を集中させ、自社の不都合には触れず静かに退場してもらうのは、金銭面でも企業防衛の面でも最も安全な方法なのだと思えてきます。日テレの対応に納得しづらい部分が残るのは、そのためでしょう。
今後は、この“即時対応”が主流になるのかもしれません。どれほど貢献したタレントであっても、不祥事が発覚した時点で迷わず切る、という流れが。
参照:国分太一「女性スタッフ2名への“わいせつ事案”」日テレ事情聴取の全貌が分かった
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