フリーアナウンサーの神田愛花を初めてテレビで見たのは、松本人志が出演していたころの情報番組「ワイドナショー」(現在は放送終了)でした。そのときの印象は、自己主張が強く目立ちたがり屋というもので、あまり良い印象は持てませんでした。

けれども、見続けているうちに印象が少しずつ変わっていきました。

神田愛花は、自分のイメージ低下につながりかねない話題にも臆せず踏み込み、率直に発言する。その姿を見て、「良くも悪くも飾らない正直な人なんだ」と感じました。「ただ綺麗なだけで人形のようなコメンテーターよりは、ずっといいか」と思うようにもなりました。

神田愛花は元NHKアナウンサーで、現在45歳。Wikipediaにはさまざまなエピソードが掲載されていますが、中でも「ズボン下ろし」の話は、彼女らしくて微笑ましいエピソードだと思いました。

子どものころはお転婆な一面があり、小学校で男子による“スカートめくり”が流行したときには、“ズボン下ろし”でやり返し、教師にこっぴどく叱られたこともあったそうです。

「女の子ばかりがやられっぱなしなのはおかしい」と思った彼女は、家に帰って兄に練習台になってもらい、後ろからズボンを引っ張る練習をして翌日実行。見事にやり返したとのことです。研究熱心さと負けん気の強さを感じます。

● 自分の時間を犠牲にできる
神田は10月29日放送の昼のバラエティ番組「ぽかぽか」に出演し、夫であるお笑いコンビ・バナナマンの日村勇紀と結婚に至った理由を語りました。

番組では、ゲストの元BiSH・セントチヒロ・チッチから「どういう決め手で結婚に踏み出したのか」と質問を受けます。

神田は「もともと結婚願望がなかったんです。35歳くらいまで。ずっと独身がいいと思っていました。面倒くさいし、責任も出てくるから」と明かし、共演者を驚かせました。

そんな彼女が結婚を決意したのは、「夫と出会って初めて、『この人の時間のためなら自分の時間を犠牲にできる』と思えたから」だと言います。「仕事と夫、どちらに時間を割くかとなったとき、夫に割けると思った人は初めてだった」と話しました。

そう感じた理由について、「これまでの人は、私が何か言うと『愛花ちゃんって面白いね』で終わっていたけれど、夫はそこから3倍、4倍にして話を広げてくれる。嫌なことと思わず、面白がってくれる人なんです」と語ります。

「『このままでいいんだ』と思えたんです。そういう積み重ねがあって、結婚したいという思いが強くなりました」と振り返りました。

● “アナウンサー好き”な男性
ここまでで終わる芸能ニュース記事も多いのですが、むしろその後の彼女の発言こそが、「自分の時間を犠牲にできると思った理由」に通じる大切なポイントだと感じました。

神田は過去に、結婚を前提に交際を申し込まれた男性がいた際、交際前に「その人のBlu-rayに何が録画されているかを確認する」と話しました。「というのも、世の中には“アナウンサー”という肩書きが好きな男性が一定数いて、もしそうだった場合、自分がその仕事を失ったときに切られてしまうのではないかと不安だから」だといいます。

実際、その男性の録画リストを確認したところ、あるフリーアナウンサーの番組ばかりが録画されており、「やっぱり」と思って問いただしたところ、彼が以前付き合っていた女性がそのアナウンサーだったことが判明。

「“アナウンサー好き”な男性だったと分かった瞬間、ああ、これはおしまいだと思ってすぐに家を出ました」と語りました。

“アナウンサーだから”という肩書きに惹かれて近づく人ではなく、自分自身を見てくれる人──。そうした相手こそ、神田が日村を選んだ理由につながっているのでしょう。また、この率直な発言によって、結果的に夫・日村の好感度も上がっているように思います。

ただ、印象が良くなるということは、裏を返せば“遊びの効かない立場”になることでもあります。お笑いの世界に生きる日村が、妻の発言をどんなふうに受け止めているのか──いつか聞いてみたい気もします。

参照:神田愛花「ずっと独身が良かった」夫・日村勇紀と結婚した理由に共演者感激
              神田愛花 ウィキペディア(Wikipedia)