「マイ・ボディガード」は、対テロ活動という名の暗殺任務に明け暮れ、心に傷を負った元海兵隊員で元CIA工作員の「人間の再生」と「少女との絆」を描いたヒューマンドラマです。
監督は「トップガン」「ビバリーヒルズ・コップ2」「スパイ・ゲーム」のトニー・スコット監督で、A・J・クィネルのベストセラー「燃える男」を映画化した作品です。
子役を演じている女の子がとても可愛く、演技も自然で「いったい誰だろう?見たことがあるけど」と思って出演者を調べたら、10歳のダコタ・ファニングでした。
名演技で知られる子役で、7歳のときに『トム・キャッツ 恋のハメハメ猛レース』で映画デビューを果たしました。アメリカの雑誌「エンターテインメント・ウィークリー」では、当時まだ11歳ながら「アメリカ最強の女優」に選ばれています。
『マイ・ボディガード』で共演したデンゼル・ワシントンは、「あの子には観察力がある。僕が出会った役者の中で本当に優れているのはジーン・ハックマンとダコタ・ファニングだけだ」と語ったそうです。また、同作のために水泳、ピアノ、スペイン語をわずか3か月でマスターしたというのは驚きです。
暗殺者として心を閉ざしていた主人公のボディガード(デンゼル・ワシントン)が、少女ピタ(ダコタ・ファニング)と接する中で人間性を取り戻していく物語がとても良かったです。単純な護衛の物語ではなく、人生をやり直そうと苦悩する主人公の姿に心が動かされました。
少女ピタが誘拐犯に拉致され、ボディガードの過激な追跡が始まります。普通ならばそこで、見ているこちらの熱量も上がっていく場面になるでしょう。
しかし、白状させるために指を一本ずつ切って拷問したり、お尻の穴に爆弾をしかけたりといった残虐なアクションシーンに物語が突入すると、突然ぼくは退屈になってしまいました。これでもか、これでもかとやられると、気持ちが醒めていくのです。
物語の細部がわかりにくく、ラストシーンも『主人公はいったいどうなったの?』と思ったまま終わってしまいました。ストーリーのネタバレをネットで探して読まなければ、スッキリしない状態です。そして、もう少し気持ちが明るくなるラストにしてほしかったです。
参照:ダコタ・ファニング (Wikipedia)
