「神が描くは曲線で」配信日:2022年12月 スペイン 原題:Los renglones torcidos de Dios/God's Crooked Lines
 

「神が描くは曲線で」は、スペインのサスペンス映画。監督はどんでん返しが得意なオリオル・パウロ。

精神病院の前で車が止まり、一人の綺麗なお金持ちそうな女性アリスがドアから出て精神病院に入っていく。てっきり、誰かの訪問かと思ったら本人がパラノイアを患っているとして、入院するとのこと。

実はそのバルバラ・レニー演じるアリス・グールドは、ダミアンの父親に依頼された私立探偵。精神病院内で起ったダミアンの事件を調べる為に、院長の許可をもらって仮入院とのこと。そこで彼女はその病院で起った事件を調べ始めるが・・・・・・・。

登場人物が多く、物語は込み入っている。そして物語の進み方が、すごい。何度も何度もだましにくるので、しまいに何がなんだか、何を見せられているのかもわからなくなってくる。おかしいと思った事が一周して正しい事として戻ってくる感じだ。

また舞台は精神病院の内部なので、おかしな人だらけの世界。解放病棟にしているようだが、雨の日にはしゃぐ患者達の収拾がつかない状態をみると、これでは病院内で事件が起きてもおかしくないと思わせる。自分まで頭がパープリン状態になっているうちに、約2時間半の映画が終わった。

主人公の女性が魅力的だし、それぞれ出てくるキャラクターに特徴があって、映像も美しい。それにしても物語が二転三転しすぎで、これが成功しているとは、ぼくには思えなかった。でも、好きな人にはたまらない作品なのだろう。

あと主人公の女性は魅力的なのだが、一点思ったこと。一人で自分の犯した行為に酔うかのようにダンスを踊るシーン、これが、そんなに色っぽくもなくうまくもなく、中途半端だった。もう少し工夫をしてほしかった。

この「神が描くは曲線で」は、タイトルからしてよくわからないが、ストリーが最後まで観る人を惑わす作りになっている。だから、ネタバレを参照した後でもう一度、見たいと思わせる作品だった。