「パンツの穴」 1984年製作 日本
かなり昔の話になるけれど、女友達が「初めてのデートの時に彼氏と観た映画が『パンツの穴』だった」という事を教えてくれた。その時は笑って、いくらなんでもそれはないだろうと、思ったものだ。でもタイトルで内容を想像しただけで、映画は見ていなかった。
監督は、「トラック野郎」シリーズで有名な鈴木則文。DMMでその映画を配信していたので、視聴した。
この映画で菊池桃子がオーデションに合格し、ヒロインを演じて注目された。また当映画が出発点で彼女はスターとなった。
親しみやすい庶民的魅力を持ったアイドルとして人気を獲得し、1984年にリリースした3枚のシングルをヒットさせ、1984年の日本レコードセールス大賞女性新人賞受賞。ブロマイドの年間売上も1位となる。
本作の原案は学研の雑誌”BOMB”の実話エピソードを元に作られたオリジナル。本作以降6本の続編映画が制作された大ヒットシリーズとなる。
八王子の中学校へ九州博多から転校してきた3年生の木村一郎。アダ名は「ムキンポ」。転校早々、同級生の桃子に一目惚れ。そのムキンポと友達2人を中心に、中学生たちの恋やケンカの騒動を描く。
映画は想像していたより、面白かった。最初の場面は遊園地で便意をもよおし、あたふたする場面からスタートし、かなりバカバカしいエピソードが満載で、下ネタだらけで物語は進んでいく。
クライマックスは便をかけあって大勢で戦い合うシーン。なぜか武田鉄也の声が天から聞こえてきて、その声は頭上のUFOから聞こえてくる。その武田鉄也のUFOが降らす雨で、双方の戦い合う気持が洗い流されるというエピソードには、シュールで脱力の面白さがあった。
今は亡き「たこ八郎」や「ハナ肇」が出てたり、島田洋七も出ていて一風変わった青春コメディ映画に仕上がっている。
