「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」1989年製作 日本
渥美清演じる寅さん映画をひさびさにテレビで見た。BSテレビ東京で毎週土曜日に放送しているようだ。
自殺を図ろうとするサリーマンが、電車に乗り合わせた寅さんに優しく励まされ、心底寅さんを慕った男は、寅さんをウィーン旅行に誘う。 断りきれず、ウィーンへ行った寅さんは、偶然通りかかった美人日本人ガイドにふらふらと着いていってしまう。
めずらしく、メインの舞台が海外なのに驚いた。海外を舞台にした寅さんもあったということを今まで知らなかった。でも、海外の風景に寅さんはピンとこなかった。それとも海外の風景でも出さないと間が持たない?なんだか見ていてどこかおちつかない。
終盤に、日本に帰って日本の風景に佇む寅さんを見てホッとした。それに一応寅さんが、竹下恵子演じる江上久美子にふられたという物語にしているようだが、寅さんからのせつなくおかしい片想いのシーンがあまりに少ない。それに年齢差もあってか単なる困って不安な女性を助けている優しいおじさんにしか見えなかった。
さすがにシリーズも41作めにもなると息切れ状態なのか?
それと竹下恵子の演技もどこか平板すぎる気がした。彼女が泣くシーンが何個かあるのだけれど、そこでこちらも思わず涙・・・・・・ということにはならなかった。つまり、感情が伝わらない。
と、文句ばっかし言っているけれど、寅さんのシリーズ映画の中にはうなるくらいの傑作もあって、なんだか最初からシリーズを見たくなってきた。
