造船太郎(ぞうせん たろう)という、なんだかオッサンでもつけそうな昭和的な名前で活動している21歳の、金髪に染めた若者がいる。昨年9月、造船氏はスポーツくじ「MEGA BIG」で全財産だという7350万円分を購入し、1等8本を的中。計2億2190万円の払い戻しを受け、ネット上で話題となっていた。

● 1億5000万円出資します
その造船太郎氏は、21歳という若さで政治団体NHK党の副党首になっている。また、医学部在籍の大学生で、個人投資家でYouTuberとの事。

この『造船太郎』という名前は、彼が投資キャリアの初期において、三井E&Sホールディングス(旧三井造船)をはじめとする日本の造船関連企業の株式を主要なポートフォリオとしていたことに由来する。

※金融におけるポートフォリオとは、株式、債券、投資信託などを組み合わせ、リスクを分散させながら収益を最大化することを目指すとの事。

4月14日、その造船氏が驚きのポストをXに投稿した。

「これからNHK党に1億5000万円出資しますが、7月の参議院選挙でNHK党が政党要件を満たせば3億円になって返ってきて、政党要件を満たさなければ0になります」また広告費としてもう1億円を投じると語っていた。

NHK党は国政政党に復帰できなかったが、造船氏は「1億5000万円溶かしました。しんどいです」と投稿。

動画の中では「NHK党、(投票率)2%は絶望的ということで、すごい悔しいですね。言葉が出ないです。積み上げたものが崩れるのは一瞬というか、いろいろしんどいです」などと語っていた。

さらに「今までNHK党を応援してくださった皆さんに本当にありがとうございます。感謝しております。造船太郎は、立花孝志の今後の活躍に期待しつつ、本業の投資、副業の医学に邁進したいと思います」とつづった。

21日午後には「浜田聡を当選させずに、参政党を大躍進させる国民には失望しました。こんな人達のために仕事をしようとは1ミリも1ナノも思いません。自分と家族の事だけ考えて生きようと思います。失った1億5000万円は医師免許で必ず国庫から取り返します」と宣言した。

● 個人の寄付上限を超えている
「ニコニコ動画」を運営する「ドワンゴ」創業者の川上量生氏(56)が7月15日、Xを更新。造船太郎氏がNHK党に1億5000万円を出資した件をめぐり、問題点を指摘した。

今回の件で物議をかもす造船太郎氏がXユーザーに向けた「説教するなら僕より稼いでからにしてください」との投稿を受け、「呼ばれたようなので説教しにきました」と反応。

「あなたがやった資金提供は個人の寄付上限を超えており、政治資金規正法に抵触する可能性があります。というかします。あなたがこれで罪を問われるかどうかは分かりませんが、もっと慎重になるべきでした」と警告。

また「立花孝志とあなたとが気が合う部分が仮にあったとしても、立花孝志があなたを裏切らないという保証にはなりません。本当に1億円を返してくれるのかについては甘く考えないほうがいいでしょう。今の彼にとっては喉から手が出るほど欲しいお金のはずです」と私見を述べた。

そもそも造船太郎氏が、NHK党に億の金を託すほどにはまり込んだ経緯がよくわからない。

彼は小学校5年生の時に、株の世界に目覚めている。母親が株式投資をしていた姿に触発され、親から100万円という巨額の「軍資金」を借り受け、株式投資の世界へ入った。謎の多い人物ではあるが、賢いのか抜けているのか判断が付きかねる人物だ。

 

参照:NHK党副党首、同党に1億5000万出資も「溶かしました」

            ドワンゴ川上量生氏、NHK党1億5000万円出資の学生投資家を“説教”

            NHK党副党首・造船太郎とは誰で何者?wiki学歴・経歴は?