最初に伊東市長の学歴詐称のニュースを聞いた時には、思わず笑ってしまった。明らかに、ごまかそうという意志が見え見えで、斉藤元彦知事に並ぶ詐欺師的ずうずうしさ満載の人間が現れたと思った。

● 実際は除籍だった
静岡県伊東市の田久保真紀市長は、最終学歴を「東洋大学法学部卒業」としていた。しかし6月の市議会で市議から詐称の疑いを指摘された。その後自ら大学に出向き卒業証明書を取ろうとしたところ、実際は除籍だったことが明らかになった。

田久保市長は7月7日夜、会見を開いた。議長らに「チラ見せ」した卒業証書とされる書類について、「本物だと思っている」と述べた。

「30年前くらいのことではあるんですが、正直に申し上げて、それをどのように手にしたのか、郵送なのか、学校に取りに行ったのか、記憶があいまい。そうなると、きちんと捜査機関のほうにお調べいただいて、その結果が真実に近い」「私は本物であると思いまして、必要であると思った方にお見せしています」などと説明した。



しかし事は簡単で、全ての学歴詐称を認めて『すみません』と言えば済むはずなのに、市長の椅子はそんなに居心地いいのかと思うほどしがみつく。連日、このニュースは取り上げられ、それに関連して思い出すのは小池百合子都知事とショーンKの学歴詐称。

・小池百合子都知事の側近といわれた元都民ファーストの弁護士でもある小島敏郎氏が、「大学を卒業していない小池さんは、(カイロ大学の)声明文を自ら作成し、疑惑を隠蔽しようとしたのです」という告発文を文藝春秋2024年5月号に発表した。

・2016年3月に週刊文春が、「ショーン K」ことショーン・マクアードル川上は本名が川上伸一郎という日本人であり、「テンプル大学でBA、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得し、パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌに留学」としていた経歴は虚偽ではないかと報じた。ショーン Kの所属事務所のK公式ウェブサイトでこの件について虚偽を認めて謝罪した。

ショーンKの学歴詐称は、本人のテレビ・ラジオなどの表舞台からの撤退で終了したけれど、小池百合子都知事の場合は、うやむやのままになった印象だ。

● 小池百合子都知事を思い出さないですか
田久保市長は、学歴詐称疑惑で辞職の意向を示し再度、市長選挙に立候補したいと考えを述べた。その件に関連しフリーアナウンサーの古舘伊知郎が7月9日、YouTubeチャンネルのショート動画にて、田久保市長に関連し、東京都の小池百合子知事について私見を述べた。


古舘は「この一件、やっぱり小池百合子都知事を思い出さないですか?」と冒頭から飛ばす。

続けて「メディアもさ、なんで東洋大学ならやるの? エジプト・カイロ大学ならやらないの? なんで伊東市長だったら連日やるの? なんで東京都知事だとやらないの? その区分けがわかんない」と呆れた様子。

あくまで、卒業していないことを責めたいわけじゃないとする古舘。しかし、「権力構造があるところだったら何にも言われないでさ。こっちの打てるほうだけガンガン打っている。伊東市長だけを打っている。メディアもおかしいし、小池さんもおかしいよ」との主張。

参照:「伊東市長をガンガン打って、なぜ東京都知事だとやらないの?」
            【詳報】「学歴詐称疑惑」の田久保市長会見② 卒業証書は本物?