自宅の飾り棚の中に頭蓋骨を置いていた事に、驚かされた無職・斎藤純容疑者(31)の事件。場所はさいたま市のマンションの一室だった。斎藤容疑者の顔を見たときに一瞬、元SMAPの「草彅剛」に似ていると思ったほど、顔は整っている。

5月15日、別の窃盗事件で浮上した斎藤の自宅を捜索したところ、3個の頭蓋骨の発見に至った。3個のうちの一つは殺害をほのめかしたので、押収しDNA鑑定を行った結果、7年半前に行方不明届けを出していた当時21歳の宮本果歩(みやもと かほ)さんのものだと判明した。埼玉県警は6月16日、宮本さんを殺害した容疑で斎藤を逮捕。
 


 

斎藤は、宮本さんに対し「ロープを使って首を絞めて女性を殺した」「合意の上で殺した」「動機は単純な殺意そのもので、他に何の理由もない」「遺体は自宅前のゴミ捨て場に捨てた」と供述している。                                  

3個の頭蓋骨のうち1個は、人骨ではなく木製ということ。もう1個は警察が鑑定を進めているが身元の特定には至っていない。斎藤は「標本として売られていた頭蓋骨をインターネットで購入した」と話していて、事件性はないとみられている。

人間の頭蓋骨は、ネットで購入できるものなのかと思って検索してみると、YAHOO オークションで約17万7千円で出品されていたものを見つけた。だから、残りの一個は斎藤が言うようにネットで購入したとも考えられる。

● 動機は単純な殺意そのもの                              
斎藤は子どもの頃から殺人願望を抱き、「頭の隅には人を殺したいという考えが付きまとっていた」と供述。また、犯行はかなり計画的であることがわかってくる。

捜査関係者によると、男は女性を殺害後、市内の掲示板に張られていた女性の行方不明を知らせるポスターを撮影し、2枚印刷していた。また自宅からは印刷した紙や凶器とみられる麻製のロープ、のこぎりやナイフなどの工具などが押収された。事前にブルーシートや保冷剤を準備していたことも分かった。

女性のスマートフォンや着衣については廃棄した旨の供述をしている。

事件発覚のきっかけは、斎藤が昨年8月、通行人の女性のリュックサックからスマートフォンを盗んだこと。「通り魔の練習のため」としたうえで、「(通り魔は)捕まるリスクが高いと思い諦めた。自殺願望者であれば警察の捜査もなかなか私まで届かず好都合だった」と供述している。

● 19歳の時バイクの事故で亡くなった                 
斎藤は、両親と三人で暮らしていた。

殺害に関して「家族のだれか気がつかなかったのだろうか」とは誰もが思う疑問だ。斎藤はドアにつっかえ棒などをして家族が部屋に入れないようにしていたという。

斎藤の父親と古くからの知人という男性は、こう振り返った。

「容疑者本人のことは直接は知らないが、父親のことは高校時代から知っている。もともと容疑者のおじいちゃんがこの辺じゃ美味しいと評判の中華料理屋を経営していて、父親のほうも20年ほど前からその隣で飲食店を始めたんだ。美人の奥さんと2人で店を切り盛りしていて、昔は美男美女の夫婦って感じだった。

父親も店先で会えば気軽に声をかけあうような気持ちのいい男でね。子供は今回事件を起こした次男と、(もうひとり)長男がいたんだけど、この長男が19歳の時にバイクの事故で亡くなったんだ。寿司屋のデリバリーのバイトをしていて、その最中の事故だったと聞いている。当時、父親の飲食店の軒先に息子が亡くなったことと、しばらく休業するという張り紙が出されていた。当時おじいちゃんに香典を渡しに行ったから覚えているよ」

● 母親が新興宗教に                                
そして10年ほど前になると、母親が新興宗教にハマっているという噂が立ち始めたという。知人がこう続ける。

「過激な勧誘で知られた団体だったね。知人の家に4人で勧誘に来た時にその中に容疑者の母親がいたと聞いている。俺には勧誘したり宗教のハガキを送ってきたりとかはなかったけどね。父親の方は、俺の見た感じだと宗教にハマるようなことはなかったと思う。まあ容疑者本人にとっては兄の死や母親の宗教などが重なって何らかの影響があったのかもしれないとは思ったよ。

また斎藤を知る人の声を記事から拾っても、性格に関する否定的な声は聞こえてこない。それが、この事件のどこか掴みがたい空気感を創り出している。

息子が男と同級生という別の女性は、男の両親とも仲が良かったという。斎藤とはあいさつをする程度だったが、「優しそうで礼儀正しい人だった。そんな感じの人じゃないのに」と話した。

小学校時代の同級生はこう話す。
「小学校のときに一緒で隣の席のときもあったんですけど、その時、私が教科書忘れたときでもやさしく見せてくれたりとかしてて。別にこれと言って変な雰囲気とか持ってない印象でした。」

参照:20代女性の頭蓋骨、飾り棚に置いていた男…路上で“通り魔”の練習、通行人の女性で
             何が】容疑者宅から7年半行方不明の宮本果歩さん(当時21歳)の頭蓋骨…斎藤純容疑者
         〈埼玉・“頭蓋骨標本”を収集〉「爽やかだった…」兄が事故で死亡、新興宗教にハマった母