
「スカイスクレイパー」2018年製作 アメリカ 原題:Skyscraper
「スカイスクレイパー」が2018年に劇場公開された時には、何度もテレビでコマーシャルが流れていた。
「勇気に限界はない、家族の為にパパ飛びまぁ~~す!」
という、ちょっとユーモラスなナレーションが、テレビで流れていた。その面白おかしいコマーシャルが効果的だったのかどうかは別として、映画の映像のインパクトは確かにあった。
香港にそびえ立つ地上1,000メートル越えの超高層ビルで発生した火災により、逃げ場を失い途方に暮れる家族を救うために、隣のハシゴからビルにダイブする筋肉ムキムキの魔人のような父親。
但し、演じるドウェイン・ジョンソンはプロレスラー出身で、体重は118キロもある。まさしくジャンプしたら、「飛んで火に入る夏の虫」状態で、すぐに落っこちそうに見えてなかなかハラハラさせてくれる。
コマーシャルのイメージで、「荒唐無稽なパニック・アクション映画かな?」と思ってあまり期待はしていなかった。
ところが、物語の舞台となる高層ビルの内部の様子はデザイン的に面白い。また主人公は事件で左脚が義足になる大怪我を負い辞職するが、その義足を重要な場面で活用して危機を乗り越えるところが新鮮だ。
ローソン・マーシャル・サーバー監督は、ジョンソンに課したヒーロー像に関して「僕にとってすごく大切だったのは、人によっては障がいだとか、呪いだとすら思われかねないものに潜む力を示すことだった。義足であっても、ほかの誰とも同じようにヒーローになれるのに、映画ではそういうものを見たことがなかったんだ」と明かしている。
終盤のクライマックスは「燃えよドラゴン」の鏡の部屋を思い出した。そこでの撃ち合いやアクションも、鏡がプリズム的な映像を創り出していて良かった。
ファミリー向けでベタな作りだけど、思ったより楽しめた。
映画の主役は、ドウェイン・ジョンソンとタイトルの意味そのものの「超高層ビル」だ。ちなみに現在、世界で一番高い建物がブルジュハリファ(ドバイ)で高さは828m。世界にはこれ以上高い建物が、計画上はいくつも存在するという。
ジッダタワーはその中で最も有力な建築の一つ。その高さはなんと1008m、世界で初めての1000mを超える建築となる予定で完工は2028年になる見通しとの事。
参照:世界一高いビル「ジッダ・タワー」、7年ぶりに建設再開
ロック様、「スカイスクレイパー」で義足のヒーローに!役作りを明かす