1月25日、大阪府と奈良県の境にある生駒山(いこまやま)でバラバラ遺体が見つかった。被害者は国土交通省職員の神岡孝充(たかみち)さん(52)だった。
● キャリーバッグで遺体を運び
神岡さんは航空保安大学校(大阪府泉佐野市)で会計課長として勤務し、マンションには一人で暮らしていた。同校や府警によると、昨年12月27日に自宅でテレワーク勤務をしていたのを最後に連絡が取れなくなった。同日に在宅勤務の後に、フィリピン在宅の妻に会うため渡航する予定だったという。
「不審に思った妻が、二日後の29日に警察へ通報した。親族も捜索願を提出し、警察が神岡さんの行方を捜していた」(社会部記者)
遺体発見から九日後に、同じマンションに住む大木滉斗(ひろと)容疑者(28)が逮捕された。
神岡さんの遺体の頭部は大木の供述に基づき、今月3日、大阪市の廃墟となっているマンションの敷地内で見つかった。頭部が入れられていたとみられる袋も付近にあった。司法解剖の結果、窒息死とみられる。
神岡さんの頭部以外の遺体は1月25日午前、生駒山の山中で発見された。遺体に致命傷になるような傷はなかったという。
大木は、金髪のカツラで変装するなどしてキャリーバッグで遺体を運び、電車を使って遺棄現場まで行ったとみられている。
大木は高校卒業後に、1年浪人して和歌山大学のシステム工学部に入学している。1年生のときに大木とよく遊んでいた友人が振り返る。
● ショパンなど色々と弾いて
「学内にピアノが置かれてた場所があるんですけどそこでよく大木がショパンや”報道ステーション”のテーマ―曲など色々と弾いて聴かせてくれました」
次第に大木と疎遠になった友人だが、卒業式で再会し、大木の口から思いがけない言葉を聞いた。
「卒業式の日に普段着で来ていた大木は、大学を中退すると話していました。さらに驚いたことに大木は、『暴力団に入る』と言うんです。その数か月後にも連絡を取る機会があり、そのさいには風俗だかキャバクラで給料の計算をしていると話していました」
大木が言った、大学を中退して「暴力団に入る」というのもぼくには、突拍子もない発想にかんじられる。暴力団となんらかの接触をする機会があったのか気になるところだ。
大木の母はピアノ教室を営み、父はホテルマンとのことなのでごく普通の家庭で、一人っ子として育った。大木は消費者金融に借金があったことが、友人から語られている。30万円ほどの督促状が実家に届くこともあったとのこと。その借金が大木の人生を狂わしてしまったのか。
参照:《国交省バラバラ遺体》偏差値70進学校→借金地獄 金髪変装犯・大木滉斗(28)の転落
