「イルタ・スキャンダル 恋は特訓コースで」公開日:2023年01月14日 韓国
ドラマ「イルタ・スキャンダル 恋は特訓コースで」は、泣かせるし、笑わされるし、殺人も出てきてサスペンス要素もあり、色々な要素が詰まっている。でも、詰め込み過ぎの感じはなくて、あっとゆうまに観終わった。
そうざい店を営むシングルマザー(チョン・ドヨン)と摂食障害に悩む数学講師(チョン・ギョンホ)が織りなすラブコメディの物語。
去年にNetflixで配信されたドラマで、主役のチョンドヨンは演じた時に50歳で数学講師を演じたチョン・ギョンホは39歳だから、年配者同志の恋愛といえる。二人が並んだ時に、年の差を感じてしまうのが気になったが、物語としてとても面白かった。
主人公の2人だけではなく、脇役の人もそれぞれ光っていて、「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」に続くぼくの中では大切な韓国ドラマ作品の位置づけになった。
一方で、学力第一主義の親が、勉強ばかり押し付ける為に親と子供の気持ちが離れ、精神的に壊れてしまう現実も描いている。
冒頭で、塾の人気の抗議の前列席を取るために受験生の親にやとわれたアルバイトなどが、列をなして並んでいる場面が映し出される。そして塾の数学講師は年収「1兆ウォン(約1100億)の男」がうたい文句だ。テレビでの宣伝のため、講師がコマーシャルを撮っている場面が映る。
少しオーバーな表現かとおもったけれど、実際に韓国にはそのような現実があり、それをモデルとして取り入れたようだ。去年の11月にこのような記事がでている。
『ソウルにある塾の数は約2万4000ヶ所余りで、コンビニ(約8500ヶ所)の3倍に達している。これは、ソウルにあるコーヒーショップの総数の約1万7000ヶ所余りより多い。イルタ講師の年収は平均100億ウォン(約11億円)を超えるというのが定説で、中でもトップのイルタ講師は年収が200~300億ウォン(約23億円~34億円)と推測される。』
『「名門大学に進学するためには(良い塾と講師を捜し出す)母親の情報力と(高い教育費を払ってくれる)祖父の経済力、(余計な口出しをしない)父親の無関心が必須」という言葉が流行するほど、中産層でさえ教育費は家計の大きな負担になっている。』
母親の情報力というところは、ストーリーの中にもよく描かれていて、韓国の受験戦争の現実を知る意味でもこのドラマは貴重かもしれないと思った。
参照:人気講師は年収30億超え…熾烈すぎる韓国“受験戦争”のリアル
