UnsplashのAllec Gomesが撮影した写真
これは「神戸新聞NEXT」が伝えた事件。
男は57歳。美容院に予約のために来店して、店員の女性に「プロポーズ的な言葉」を伝えて突然、バラの花を差し出した。驚いた女性がバラの花を受け取ると、男はいきなり女性に抱きついた。女性が抵抗すると男は店から立ち去った。女性は男とは面識はなかったとのこと。
その後も2度、男が店の様子をうかがっていたというので、女性が被害届を出した。予約日の4月1日に男は逮捕された。神戸での美容院でのちょっとした事件であった。
一輪のバラの花まで、イメージ的には良かったのだが、なんせそのイメージに57歳の男が酔って暴走してしまった。心の目が覚めた時には逮捕されていたわが身を知るというのは、どこかおかしみも感じさせる事件で、だからこそニュース記事になったのか。
このようなどこか心にひっかかる事件というのは、取り上げる人が必ずいるもので、「痛いニュース」というサイトが取り上げてあった。その記事に対するコメントでは、「プロポーズ禁止法」「恋は盲目」「約一回目のプロポーズ」など、言葉が並んでいる。そして最後の「美容院じゃなくて病院へ行け」には冷たい言葉だけど思わず笑ってしまった。それでいてどこか哀しい。
そのニュースを読んで、自分の事で思い出したことがあった。会社で飲みに行った時に酔った知り合いの女性に店内で抱きつかれたことがあった。その人は『酔ったときに変身して大変だ』といういろんなエピソードを持つ人であった。ぼくの後も、2、3人の男子が抱きつかれていた。
その時にぼくが思ったのは、『こんなに情熱的に抱きつかれるという経験は、これで最後だろうな・・・・・・・』というこれはこれでまた、どこか寂しさを伴う感想であった。
参照:【兵庫】女性に突然一輪のバラの花を差し出しプロポーズ…面識ない店員女性に抱きつく
美容院で予約申し込み、面識ない店員女性に抱きついた容疑