週刊文春の新年特大号は、またまた大きな『文春砲』を爆発させた。ジャニーズ、宝塚の事件、そして今度はお笑い界の大物・松本人志の〝性的スキャンダル〟をクローズアップ。

記事は8年前の事。舞台は、東京・六本木の夜景を一望に収める「グランドハイアット・東京」。地上15階にある「グランドエグゼクティブスイートキング」は一泊、約三十万円。



● すごい世界的な人が来るから
2015年冬、A子さんのもとに、仕事関係の飲み会で知り合ったお笑いコンビ「スピードワゴン」の小沢一敬からLINEが届く。

<〇(日付)の夜ってどんな感じかしら?>
当時、小沢は頻繁に芸人を集め、飲み会を開催。彼女は常日から誘われることが多かった。

<今日の場所なんだけど、先輩が写真とかに撮られるとまずいので六本木のグランドハイアットのスイートの部屋飲みって感じになりますけど大丈夫ですか?>

小沢は場所も指定してきた。

<部屋は1502 15階の奥の部屋をとってくれたそうです>



百㎡を超える部屋には中央に六人が座れるL字型のソファ。集まった女性はA子さんを含め三人。小沢の傍らで忙しくオードブルを並べていたのは、放送作家のXだった。

「Xは、NSC出身の元芸人。元雨上がり決死隊の宮迫博之らと親しく、その縁で松本と知り合い、バラエティ番組『松本家の休日』(朝日放送)などに出演していました。放送作家としては『人志松本の酒のツマミになる話』などを担当。松本の身の回りの世話をこなしてり、一時期は一年のうち三百六十日一緒にいると言われたほどの仲です」(テレビ局員)

小沢が上機嫌で言う。
「これ、いいワインだよ。ここは特別な部屋だしさ。今から本当にすごい世界的な人が来るから。誰が来るか、当ててごらん」

ある女性が「ビートたけしさん?」と言うと、小沢は「さすがにそれは行き過ぎ」と苦笑したという。

「くれぐれも失礼のないように。怒らせることをしたら、この辺り、歩けなくなっちゃうかもしれない」
と、念押しされて現れたのは鍛え上げた大胸筋をピッタリとしたTシャツに包んだ松本人志。

● 俺の子ども産めるの?
小沢の人脈で連れてこられた三人はお互いに初対面だったので、順番に名前や年齢を述べたのだが松本は終始無言。だが、酒をあおると饒舌になっていく。

「日本の法律は間違ってると思うねん。日本は俺みたいな金も名誉もある男が女をたくさん作れるようにならないとあかん。この国は狂ってる。なんで嫁を何人も持てないんや」

女性たちを凝視しながら言葉を続けるのだ。

「俺的には三人とも全然ありやしという。で、俺の子ども産めるの?養育費とか、そんくらい払ったるから。俺の子ども産まん?」

松本は一人一人の瞳を覗きこむ。女性たちは各々拒否したが、松本の目は一切笑っていない。すると、小沢がここぞとばかりにゴマをする。
「良かったねぇ。松本さんにそんなこと言ってもらえることないよ!」

その一言が発せられたのは、夜十時過ぎだった。
「さぁ、みんなでゲームをはじめよう。グッバして」

女性三人と男性三人が、それぞれグーチョキパーを決める。寝室に松本、バスルームにX、メインルームに小沢が分かれ、同じ手のペアと組んで時間を過ごすというのだ。

実は松本が到着する前、女性陣は小沢から「携帯は邪魔だと思うから、全員ここに置いておいて」と命じられ、携帯電話は没収されている。

そして男女三組に分かれると、小沢はスマホのタイマーを十五分にセットし、「はいはい。もう(ゲームは)始まってるよ!」と声を張り上げるのだった。

A子さんは松本と寝室で対面したときの光景を鮮明に記憶している。

A子さんが恐怖の体験を振り返る。
「いきなりキスされ、混乱していると、松本さんは『さっきの話や。俺の子ども、産めるの?』と迫ってきた。またキスされそうになったので、しゃがんで抵抗したところ、足を固定されて三点止めの状態にされてしまった。その日、私はボタン付きのシャツを着ていましたが、松本さんが無理やり上から脱がそうとしたため、ビリっと敗れてしまった」

いつの間にか松本は全裸になり、身体を押し付けてくる。
「松本さんは『俺の子どもを産めや』と呪文のように唱えてきて、それでも拒否していると大声で『なぁ!産めへんのか!』と、恐怖で震えている私を見て、ますます興奮しているようでした。私は『このまま本当に殺されるかもしれない』
とパニック状態になりました」

と、いう事で文春の記事はまだまだ続くのだが、だいたいの事件の背景は、初めて事件に関して読む人にもわかってもらえたのではないだろうか。

ちなみに、文春でXと名乗っている放送作家は、文春に書かれている内容がヒントになり、誰かが予想できている。放送作家のさだ(吉田定夫)で間違いなさそうだとの事。LINEの画面がニュース記事となって出ていて、”佐田”の部分が消されてニュース記事では出ているけれど、消されていない画像が以下のようにネットで出回っている。



● あぁ、三又ですよね
ところで、この文春の記事は大きな関心を呼んでいて、いろんな人が動画やSNSでいろんな意見を述べている。

動画を見ていて、思いっきり脱力したのは「ひろゆきとひげおやじ」の対談。文春の記事をろくに読みもぜず、事件の概略だけでひろゆきはああだこうだと、的はずれの意見をYouTube動画『※松本人志の文春砲に違和感※ 性加害疑惑で文春騒動の渦中にある松本人志について・・・』に挙げていた。

 

聴いた人のコメントにも「何を言ってるんや。ひろゆききちんと調べてから話せ。」「記事読みもしないで断定してて笑える」
という感想があがっていた。話の内容が空振りすぎて、論破王の名が泣いていた。

一番突っ込んだ内容で事件を分析しているのは、水道橋博士の動画。博士が去年の12月31日、自身のユーチューブチャンネルで「大晦日スペシャル『2023年重大ニュース』」と題し、映画評論家の町山智浩氏と生配信を行った。

その水道橋博士の生配信を取り上げていたニュース記事は唯一東スポのみ。

博士がガッカリしたのは、松本に女性を紹介したのが小沢だったこと。「小沢くんって本当にパンクロックが好きなんですよ。小説も大好きで、芸術が好きな子。俺は誇り高い人だと思っていたから(今回の報道は)ショックなんですよ」

続けて「あの役をやらされた時に、自分は物語の中の〝何か〟というのを意識しないのだろうかと悲しくなった。何のためにパンクロック聴いたんだ…」と話し、肩を落とした。

博士は「文春はちゃんと裏取りして記事を書くので、もちろん訴訟リスクのあるものには、全部のチェックを入れている」と指摘。その上で「少なくとも僕も(松本の)いろんなことを知っている人ですよ。完全に知っている人。なぜ知っているかというと…これは言えないですね。情報ソースはいくらでもあるので」と意味深に語った。

すると、ここで町山智弘が「あぁ、三又ですよね」とひと言。

これに博士は「なんで言うんですか~!」と声を大にして猛抗議。その後「誰ですか、それ」とトボけたが、あとの祭りだった。
お笑い界きっての「クズ芸人」と呼ばれる三又又三は松本と交流があり、かつては金銭トラブルも報じられた。

ということで、情報源のキーマン芸人の名が映画評論家の町山智浩に明かされた事を取り上げていたが、対談動画のポイントはそこではない。とても重要な事を述べていた。その事はまた近いうちに別の日に改めて述べようと、思っている。なお、残念な事に現在、『【博士と町山】大晦日スペシャル「2023年重大ニュース」12月特別号』の動画はメンバー限定(¥490/月)の動画になっている。生配信の時は、無料だったのに、多くの人に見てほしい動画なのに実に惜しい。

参照:水道橋博士が松本人志〝文春砲〟に「僕も知っている」 キーマン芸人の実名に大慌て
  《参加女性が続々告発》「全裸の松本人志がいきなりキスしてきて…」