南野陽子をひさびさに観たのは、ドラマ「半沢直樹」での悪女役。「半沢直樹」ブームが終わって、しばらくたってからDVDで観た時だった。歌手としてのイメージがぼくの中では強くて、役者としての南野陽子には、正直あまり心に響いてくるものがない。

しかし南野陽子は、アイドルとしての実績は記録を打ち立ててきた。

1987年2月、映画『スケバン刑事』主演に抜擢。主題歌の『楽園のDoor』で初のオリコンチャート第1位を獲得。ドラマ、映画、レコード、写真集とヒット作を連発し、「カリスマアイドル」と称されるようになった。

1987年にリリースされた『楽園のDoor』『話しかけたかった』『パンドラの恋人』『秋のIndication』の4作全てで週間チャート1位を獲得し、この年の日本レコードセールス大賞アーティスト別年間シングルセールスで1位を獲得した。

1988年:NHK大河ドラマ『武田信玄』に出演。1人2役を演じる。初回視聴率42.5%と歴代大河ドラマ初回視聴率の最高記録を塗り替え、"ナンノ現象"と呼ばれたとのこと。但しこのころにハードスケジュールから13日間入院してしまったという。この後も色々な方面で話題を呼び、とにかく大活躍してきたアイドルだった。

● 悲しさ、怒り、情けなさ
でも、その輝きとは別に男運は悪いと言われてきた。そして今、南野陽子の夫である金田充史(かねだ あつし)の悪事が、逮捕という形で、クローズアップされた。

11月22日に金田は業務上横領の容疑で逮捕され、とうとう南野陽子は11月27日に離婚を決意するにいたった。

< 南野陽子 コメント全文 >

ショックです。
何故…悲しさ、怒り、情けなさ…いろんな感情が湧いています。

どのような事が行われていたのか全くわかりませんが、夫にはきちんと向き合ってほしいと思っています。夫から被害を受けたとされる社会福祉法人や施設の関係者の方々に心よりお詫び申し上げます。

そして私がお仕事でお世話になっている関係各位の皆様、ご迷惑ご心配をおかけし本当に申し訳ございません。

南野陽子


ここまで、我慢し続けた南野陽子の耐え忍ぶ姿勢が、すごかったとぼくには思える。



金田は昨年10月、社会福祉法人「誠心会」が運営する特別養護老人ホームの口座から、現金約1500万円を金田容疑者が関係する別の企業の口座に移したなどとして、業務上横領の疑いがかけられている。なお、社会福祉法人前理事長の迫丸卓哉(さこまる たくや)(43)も逮捕されている。

「迫丸は金田と同じPL学園剣道部、東海大学の出身。大学卒業後に警視庁の警察官になったのですが、警察を退職後に迫丸を”拾った”の金田だった。」(全国紙記者)

12年前の結婚当初からマスコミでは彼女の夫のことを、伝えていた。この金田充史という男は相当にずるがしこく計算高い。

● 神様が出会わせてくれたんじゃないか
南野が、幸せを掴めない女優というイメージを覆し、世間を驚かせたのは2011年3月のこと。

電撃結婚を発表したお相手は、4歳年下の経営者・金田だった。結婚記者会見では自らが演じた役にかけて「私はやはり晩婚。スケバン(晩)婚だったぜよ」と幸せ溢れる笑顔を見せていた。当時から南野を知る芸能記者はこう語る。

「式当日の記者会見で南野は、価格1,300万円ともいわれたハリー・ウィンストンの四・五カラットの婚約指輪を披露。」周囲からは“ひな祭り婚”として祝福された。但し、これには哀しいオチがある。「南野は1300万円もするハリー・ウィンストンの結婚指輪を披露して、喜びを隠せませんでしたが、指輪は金田からのプレゼントではなく、自分で買ったものでした。」(女性週刊誌記者)

「お付き合いする男性にはいつもぞっこんで、尽くしすぎてしまいなかなか恋愛がうまくいかない。いわゆる“男運がない”タイプと周りからも言われていました。金田さんに出会う前は『もう結婚はないのかも』とぼやくこともあって、結婚が決まった時はとても喜んでいましたね」

結婚当時、南野はインタビューで夫への愛をこのように語っていた。

〈ここまで真面目に頑張ってきたから、神様が出会わせてくれたんじゃないかな。~(中略)~『あ、いた! ここにいた』みたいな感じ。自然にス~ッと、最初から一心同体だったのを確認したような〉(『クロワッサン』2011年12月のインタビューより)

南野にとっては素晴らしい夫だった一方で、金田を知る人物は、「強烈な虚栄心を感じた」と振り返る。

「萩本欽一さん似で柔和な雰囲気をしているため“きんちゃん”というアダ名がつけられていたのを思い出します。しかし、洋服は全身アルマーニで、靴や時計など持ち物全てブランド品で固めていました。また会員制の高級ホテルのVIP会員で、とにかく金遣いが荒かった印象です。

ところで、その南野の待ち望んだ結婚こそが、”不幸の始まり”となってしまう。

「結婚直後にとある医療関係の社長に投資を持ちかけ、約4億8000万円にも及ぶ金銭トラブルになったと報じられています。また2018年には傷害容疑で書類送検、ほかにも当時彼が事務局長を務める医療法人をめぐって9000万円の金銭トラブルがあったと
されています。

彼は仕事仲間や取引先を南野さんの舞台に何度も連れて行ったり、ゴルフ仲間の松坂大輔さんや甲子園を沸かせた元人気プロ野球選手と仲がいいことをアピールしたりと、他人の名前を使って周囲から信用を得ていたようです」(前出・芸能記者)

結婚当時は“セレブ婚”ともてはやされた2人だったが、金田容疑者を取り巻いていたのは度重なるトラブルだった。金田容疑者の知人が語る。

「私生活でも金銭トラブルを抱えていたようです。結婚前にある女性のお金を300万円近く使い込み、使ったきりなかなか返済しないまま裁判沙汰になったことがあります。結婚後も所有するマンションや車は全て南野さん名義で、自分の金は、ほとんど趣味のゴルフや洋服、飲み代などに使ってしまうんです」

● ママにDNAを提供しただけ
金田容疑者のトラブルは金銭面だけではない。2015年には銀座の高級クラブに勤務する女性との不倫が発覚し、隠し子を巡って裁判にもなった。

さすがの南野も不倫がわかったときは金田氏の顔をビンタして激怒した。

南野の知人が語る。
「隠し子のことを知り激高する南野さんをひたすらなだめた金田は『ママは子供が欲しいと悩んでいた。俺はママにDNAを提供しただけ』と言い訳したそうです。結局、南野さんもその言葉を信じ、最終的には矛を収めた」

この件に関し、銀座のクラブ関係者はこのように語る。
「南野の惚れた弱みにつけ込んで、金田は銀座の高級クラブ通いをしていました。『J』というクラブの雇われママを口説いていたといいます。金田は銀座8丁目でクリニックの経営にかかわっていた。“俺の実家は和歌山県の不動王”と言っていたんで、ママは信用して売り掛けにしていましたが、500万円以上も売り掛けが溜まっていたのに払わない。不動産王というのが嘘だと判明したが時すでに遅しで、ママは妊娠していることがわかり、出産しました。結局ママは裁判を起こして2000万円の支払い命令が出ていますが、いまだ全額支払っていないようです」

だが、その後も金田を巡るトラブル報道が絶えることはなかった。一方、南野はそうした報道が出るたびに、混乱しながらも最後は「不肖の夫」の言葉を信じ続けた。

「金田はとにかくマメで口達者なんです。南野さんのスケジュールも事細かく把握していて、出演作も毎回チェックしていた。週刊誌でトラブルが報じられても、実際これまで立件に至らなかったことを盾に『ほらみたことか。俺は悪くない』と。南野さんは金田の言い分を信じた」(南野の知人)

南野がこれほどまでに金田を信用したのには理由があるという。

「金田は結婚当初から医療にもかかわっていると言っていた。南野さんの父親(昨年他界)は当時箱根の老人ホームで暮らしていたのですが、その施設に金田は足繁く通い、世話をした。南野さんはその優しさにほれ込み、『この人は悪い人じゃない』と信じきっていた。半ば洗脳された状態だったように思います」(同前)

名女優をも特異の話術で欺いた金田は結婚当初からその本性を垣間見せていたようだ。金銭的に困ると事あるごとに南野に無心していたという。

「南野さんから色々な言い訳をして金を引っ張り、彼女の財産をしゃぶり尽くしてきた」(同前)

● 自分にとって金づるでしかない
そんな金田の横暴について、更に明かすのは過去に金田とクリニックを共同経営していた元ビジネスパートナーの竹森郁(かおる)だ。竹森はインサイダー取引事件で今年、懲役三年の執行猶予付判決を受けた人物でもある。



「金田はよく『陽子がいるから自分のビジネスはうまくいく』と語っていました。『陽子は自分にとって金づるでしかないんで』とも。恐らくその言葉が彼の本音だったんじゃないでしょうか。彼には銀座のXママという愛人もいました。ただ、彼女と一緒に食事をする時には週刊誌に撮られても言い訳できるように僕や追丸を必ず同席させていたんです。『性の対象は陽子とは別』と言い切っていた」

金田を巡っては、当時南野が所属していた事務所からも厳しく言われていたという。芸能事務所関係者が証言する。

「なにかトラブルがあっても『私がなんとかします』と言って聞かないんです。周りは南野さんのためにも別れた方がいいと言うんですが聞く耳を持ったことがないです」

昨年末、南野は所属事務所を退所し独立。

「南野さんは前の事務所に対して、『夫と別れるくらいなら退所します』と決別宣言。前の事務所は『それなら彼(金田)を信じてみれば?』と匙を投げた」(南野の知人)

今年一月には、外務省からカンボジア親善大使の委託を受けた。また特撮ドラマ『仮面ライダーガッチャード』(テレ朝系)への出演を果たすなど。徐々に活動の幅を広げ始めた最中の夫の逮捕だった。

これまで金田とのトラブルとなった当事者たちは「週刊文春」の取材に異口同音にこう証言してきたという。「南野さんのコンサートや舞台の楽屋に招かれ、金田を信用してしまった」

週刊文春の記事はそこで「南野もまた、有名女優という立場を金田にしゃぶりつくされた被害者だったのか。」と、書いているがまさに、その通り。だからこそ今週号の文春の記事のタイトル「南野陽子が堕ちた洗脳しゃぶられ地獄」に繋げているのだろう。

南野は、これだけ悪いダンナに長い間、苦しめられてきたわけで、今後は、その失われた時間を取り戻すべき楽しい時間を過ごしてもらいたいものだと思う。
 

参照:《離婚するくらいなら引退する》南野陽子、逮捕された夫に入れ込む
   南野陽子ついにクズ夫と離婚…1300万円結婚指輪“自腹購入”
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