6月4日、元参院議員のガーシー(本名・東谷義和)(51)が逮捕された。

金髪、無精ひげで青色のTシャツ姿で到着したガーシーは、捜査員に囲まれながら空港の通路を歩いた。カメラのフラッシュの中、終始笑顔を浮かべていた。

でも、逮捕されて満面の笑みを浮かべて歩いているのは、ちょっとバカっぽくも見えるし、負け惜しみのようにも見えてしまうのだが、いったい笑顔で何を思っていたのか。

警視庁に着いた際には、沿道から支持者とみられる人々からの“歓声”も上がったという。「ガーシー!愛してる!ガーシー!」「ガーシー!」

逮捕後に1時間接見したという高橋裕樹弁護士が様子を明かした。

「『僕はもう子どものころから、ずっとジャンプを読んでいたので、差し入れができるんだったら、ジャンプをお願いします』と言われました。正直、いつも通りでした。強い人だなと思いました」

動画配信サイトで著名人ら3人を常習的に脅迫した疑いが持たれているガーシー。その後の取材で、脅迫の矛先は著名人の家族にも向かっていたことが新たに分かった。

高橋裕樹弁護士が彼の何度も浮かべた笑顔の理由を語る。

「急転直下のところはあるので、本人としてどうかと話をしたけど、すっきりしたという気持ちと、ほっとしたという気持ちが強いと。マスコミすごいですねと警察と話している時に、顔がほころんでしまったと」

ガーシーは、「久しぶりにこんな大勢の人に囲まれて…」と、語ったという。ということは本当に笑顔が浮かぶほど嬉しかった?

ガーシは、動画投稿サイトで著名人や実業家を脅迫したり中傷したりすることで、多くの注目や支持を集めた。自分は無敵だと思い込んでいただろう。逮捕されても、自分のファンや弁護士に助けられると信じているゆえの楽観的余裕の笑み?

ガーシは、警察や司法に対して敵意や不信感を持っているかも。逮捕されたことで、自分は被害者だと主張し、世間の同情や批判を誘おうとしている・・・・・・。逮捕で笑っているのは、警察や司法に対する挑発や侮辱の意味も含まれる?

ガーシは、逮捕されたことで自分の将来が絶望的になったことを感じているかもしれない。逮捕で笑っているのは、恐怖や絶望を隠すための無理な笑顔なのか?

まあ、色々な方面から笑顔の理由は推測できるけど、実際は本人にしか分からない。すくなくとも、「おかんだけは勘弁してください。」と、泣く姿よりは落ち着いて見ていられるが。

参照:「ガーシー!愛してる!」の声に笑顔で会釈も…
   ガーシー容疑者“笑顔の理由” 緊急帰国の背景に