WBCが終わって、なんだか気が抜けてしまっているけど、毎回4時間近くの野球の試合をこんなに面白く観ることができたというのは、不思議な体験だった。

ふだんプロ野球なんか全然見なくて、単純に大谷翔平という『投手と打者』の二刀流の面白い選手がいるし、日本を応援することで見始めたのがきっかけだった。

何にも知らずにみているから、村上様こと、村上 宗隆(むらかみ むねたか)だなんて打順は4番なのに、最初は三振ばっかりで、見ていてイライラしてしょうがなかった。今にして思えば失礼なことだけど”コブタ”なんて呼んでいた。「コブタはまた三振かよ!」ってテレビにむかってため息ついていたのだから見るほうは気楽なものだ。
村上は実は見た目よりは背があるし、よくよく見ると愛嬌のある顔だ。それに、準決勝・決勝共に活躍してくれて盛り上げてくれた事には感激だった。
ところで、『打って良し投げて良し、見栄えも良くて語っても良し』の何拍子も揃っている大谷翔平に対して週刊文春が切り込んだのは、やはり女性関係とお金に関して。
文春の3月23日号には唯一の”お相手”として、約五年目から噂になっていた元バレーボール日本代表の狩野舞子(34)との事がちょっと記事になっていた。

二人の関係(交際)に関して狩野の母親に聞くと、「ないです。(互いに)知っているという程度だと思いますよ」
同じブレスレットを着けていた件を聞くと、「たまたまでしょ。年齢考えて下さいよ。歳が離れていますよ」と、いうことで断言はできないもののたいして発展もなさそう。
逆に大谷は下ネタも苦手で、こっちの超まじめなエピソードのほうが面白かったくらい。
「日ハムに入団してすぐの合同自主トレのときのこと。入団したばかりの選手三人でドンキ・ホーテに行ったんです。その際、ある選手が女性用下着コーナーで『翔平、どうよ』と言って下着を見せたところ、大谷は『お前やめろよ、そういうのは』と真顔でたしなめていた」(球界関係者)
翌週の文春の3月30日号は大谷のお金のこと。
MLBの担当記者が言うには、
「今季、大谷はエンゼルスと年俸三千万ドル(約40億円)の単年契約を結びました。これまでメジャーで活躍してきた日本人選手の中でも最高額です」
もっともそれだけに留まらないとして、世界的企業からのスポンサー収入のプラス約25億円のことも並べている。だけで、そこまでの金額になると、ちょっとイメージが湧かなくてどれだけすごいのかも、逆にわからないくらい。
その金額を稼いでいて使い道はというと?
「高級時計やブランド物の洋服や靴にも興味が無く、私服も白いTシャツにジーパンでした」と、大谷と同期で日本ハムに入団した宇佐美塁太がふりかえる。
また日ハムに入団してから数年間は、母・加代子さんに給料を全額預け、月十万円の小遣いで暮らしていたという。お金を使う場面は、交通費やコンビニでの買い物、散髪代程度。
スポーツ紙記者が言うには、大谷は超インドア派で、お金を使う趣味と言えば読書くらい。寮には筋肉や栄養に関する本が山積みで、稲盛和夫やステーブ・ジョブスら経営者の著書をよく読んでいたという。
大谷は派手に遊んでお金をばらまくような生活とは無縁であることがわかる。
つい先日、栗山英樹監督のインタビューで、一瞬「大谷はアマノジャク(天邪鬼)だから・・・・・」という言葉をテレビで聞いた。
「その大谷の、天邪鬼の部分でも聞かせてくれよ!」と、あまりに優等生で非のうちどころのない彼に対して、天邪鬼であるぼくは思ってしまう。
参照:週刊文春 最新号