舞妓ビジネスの社長(37)が、女子大生(21)と不倫して、理由はわからないが、タリウムで毒殺を行った。
そのことが、今週号の週刊文春の特集記事で3ページ掲載されている。でもぼくの知りたかったタリウムを、どのようにしてイベント企画社長の宮本一希容疑者が手にいれたかと、なぜ立命館大学の濱野日菜子さんを殺害するに至ったかに関する事には何も書かれていない。
宮本の舞妓ビジネスを手掛ける社長というのは、めずらしい。コロナで舞妓ビジネスは苦境にたたされていると、テレビでもみたことがある。そんな情報が流れる一方では、彼は何も影響がないのか相当に遊び回っていたようだ。
京都市内には、宮本の会社が所有、あるいは売買した土地や建物がいくつも確認できる。かれの会社の取引先の人が語る。
「舞妓の派遣を始めてすぐコロナ禍になり、イベントはずっと中止になっていたんです。彼は仕事に穴を空けたこともないし、取引先に手みやげを持っていく気配りもできるやり手社長やったけど、イベントだけで食っていくのは大変だろうなとは思っていました」
宮本は舞妓ビジネスを始めた頃、「不動産を売却して数億円になった」と周囲に話していた。
「資産は十五億円と聞いたことがあったし、家賃収入だけで十分食えていたと思いますよ。舞妓の仕事を始めたのは、赤字にしての税金対策かと思ったくらい。夜の遊びを覚えたのはけっこう遅かったけど、医者や経営者二世の遊び仲間と、一晩で飲み代に何十万も使っていた」(友人)

美食家の宮本は、寿司や懐石料理など、京都市内にある高級店の常連。飲み歩く先で出会ったのが、京都市内のレストランバーでアルバイトをしていた濱野日菜子さんだった。
やがて日菜子さんは舞妓イベントにスタッフとして関わるようになったという。
黙秘を続けているという宮本の口から、殺害に至る事件の全貌が語られるのはいつの日になるのであろうか。
参照:週刊文春 最新号
