「DOC(ドック) あすへのカルテ」 2020年 イタリア 原題:DOC - NELLE TUE MANI

 

「あ~面白かった!」

と、毎回思わず口走ってしまうドラマがNHKで毎週日曜の23時から放送されている「DOC(ドック) あすへのカルテ」というドラマ。日曜日が待ち遠しくなったのはこのイタリアのドラマのおかげだ。

医療ミスで息子が亡くなったと信じる男性が逆恨みで医者・アンドレアの頭を銃で撃ってしまう。その医者は命はなんとかとりとめ、意識を取り戻したものの過去12年間の記憶を失ってしまう。

イタリアの病院で医長を務めていた、実在の医師で作家のピエルダンテ・ピッチョーニの実話をもとにしたドラマ。イタリアでは過去13年間に放送されたテレビシリーズの中でNo.1の視聴数を獲得したとのこと。本国ではすでに第2シーズンを放送、早くも第3シーズンの制作が決定している。

動画配信かDVDレンタルされていたらすぐに続きをみたいと思うのだけど、現在はまだ販売も動画配信もレンタルもされていないようだ。DVDは、翻訳のないイタリア版は発売されているとの情報も読んだ。

ドラマは毎回、二つの入院患者のエピソードが描かれる。その患者を病院の医者を主人公の医者・アンドレアがサポートしながら解決していく。

病院はその人の人生で生死を突きつけられる場所なので、精神的にも肉体的にも不安定になる。その心の揺れ動きのエピソードが、無駄なく見ている人の心をひっぱり、画面に吸引していく。

またアンドレアは、撃たれる前は総合病院の内科医長の地位に居て、大いばりで仕事をしていた。患者にも同僚にも厳しく接するのでみんなから疎まれていた。

男性に撃たれて記憶を失ってからは、友人で精神神経科医のエンリコは彼が記憶が取り戻すように、長年勤務していた内科に入院させる。

アンドレアは、病院では患者との会話は禁止という条件付きで内科の助手として働く中途半端な状態になってしまう。

また病院内には、元奥さんが病院長として居る。アンドレアがやり直したいと告げても、断固として拒否する。そして本人の記憶が蘇らない為に、本人も気づいていない元愛人だった女医が彼のそばに居て、二人で協力しながら患者を診ている。なかなか複雑な人間模様だ。

これから主人公の私生活での医者としての復活は、かつての家族の再生はどのように展開していくのか楽しみだ。

 

参照:イタリアで過去13年間に放送されたTVシリーズでNo.1視聴数を獲得『DOC』NHKで日本初放送