「AIって、な~に?」
などと聞いている場合ではなくなってしまった。世の中はどんどん進歩していく。
中国科学院傘下の研究チームが「AIな~に」ではなくて「AIナニー(乳母)」を開発したことを昨年の12月に発表したという。
この「AIナニー」は、人工子宮の環境で胎児に成長する胚を監視し、世話をする人工知能システムとのこと。
「少子化解決したな」と一瞬はやとちりしそうだが、記事には人口子宮で人間の赤ちゃんができたとは書かれていない。まだ、”可能性”を示唆している段階であることが書かれている。
中国の医療専門誌に掲載されたレポートによると、「AIナニー」は、すでに多数の胚の世話を進めている。人工子宮あるいは「長期胚培養装置」と呼ばれる容器の中で、栄養価の高い液体で満たされたキューブを並べてマウスの胚を成長させることができた。この技術の応用を進めれば、人間の女性の胎内で育てることなく、体外で胎児を安全かつ効率的に成長させる可能性があると、同論文は述べている。
人工子宮の技術は近年急速に発展していて、特に早産児の成長をサポートする技術が進んだ。

2017年には米国小児病院の研究チームが、人工子宮システム「バイオバッグ」の中で早産のヒツジを正常に発育させることに成功した。
ヒツジは、肺の発達においてヒトと似ているといわれている。つまり、『バイオバッグ』で早産のヒツジを正常に生育させることができれば、この仕組みをヒトにも応用できる可能性があるというわけだ。
2019年、北京の動物学研究所の研究チームが、サルの受精卵を人工子宮の中で臓器形成段階まで持っていくことに成功。霊長類の胚が母親の体外でここまで発育が進んだのは初めてのことだった。
同年にはオランダの科学者たちが、未熟児を救うための人工子宮を10年以内に完成させるとBBCが報じているとのこと。
但し、人間に胚の段階から「AIナニー」が使われるまでには様々な壁が立ちはだかる。北京の研究者は言う。「問題になるのは技術ではなく、中国国内外での法的・倫理的課題でしょう」
人工子宮で胚から子供を育て産むことは人口を維持するのに役立つかもしれない。しかし、社会的、心理的な影響は避けられない。
「もし、すべての人がこの方法で生まれてくるのであれば、それはそれで結構なことです。しかし、ある子供は親が産み、ある子供は『AIナニー』が産むとしたら、大きな問題が生じるでしょう」
学校で、未来に自然分娩のグループとAIナニーで生まれたグループの対立ということなどが起こったりするのか。
このニュースは5チャンネルでも相当に色々な発想を膨らませたようだ。
「これで臓器が無限増殖できるね!」
「女いらなくなってしまう?」
「まさに人間農場じゃねえか」
「クローン軍隊をつくるアル」
「これで労働用のクローン大量生産して奴隷みたいに働かせたら皆楽して暮らせない?」
「や~い。お前の母ちゃん培養カプセル~(´・ω・`)」
まあ、表現は露骨だけれど、あんがい的を得ていることも多く、発想を広げてあれこれ未来を想定するヒントになりそうだ。
参照:女性の胎内で育てる必要はなくなる? ロボットが胚から育てる人工子宮システムを中国が開発
