24日午後1時半ごろ、川崎市宮前区の市道をワゴン車で、自転車にのっていた3歳の男の子と女性2人を次々とはね、死亡される事故が起きた。

1台の自転車には39歳の女性が、もう1台には29歳の母親と3歳の息子が乗っていた。

逮捕された、運転手の舟渡今日子容疑者(50)は事故直前の状況について「助手席に乗せたインコとじゃれていて、気を取られて、よそ見をしてしまった」と、語った。

助手席には、カゴが乗せられ、中にはペットのインコが入っていた。具合が悪いため、動物病院に連れていく途中だった。

舟渡容疑者は、ふと助手席のインコに目をやり、心配そうにカゴの隙間に指を入れてみた。と、その時、車が反対車線にはみ出し、その先を走っていた2台の自転車を次々とはねた。あっという間の出来事だった。

車にブレーキをかけた痕はなく、舟渡容疑者は、車道で自転車をはねた後、気が動転していて、「すぐにブレーキを踏むことができなかった」と話した。

インコと言えば色彩あざやかなかわいらしい鳥で、見ていて心がなごむペットだが、なんともやりきれない事故が起こってしまったものだ。インコが原因の過失運転傷害、これも初めて聞くパターンだ。

今回のような「脇見運転」による死亡事故は後を絶たないという。


「カーナビを操作していて」「ダッシュボードから落ちたモノを拾おうとして」などなど。かつては、車内で聞くテープ・CDを入れ替えようとして事故が起きたこともあったという。

参照:「助手席のインコに気を取られて」3歳児など2人死亡事故