韓国ドラマを始め、面白そうなドラマはレンタルしてずいぶん色々見てきたのだが、ブログに感想を述べることが映画に比べほとんどない。
やはり、感想は『ドラマ全部見終わってから』と単純に思うのだが、見終わるとそのドラマに対する想いは頭から離れてしまい、『書くことはいいかな・・・・』と思ってしまう。
だから、もう見ている途中でも書いてしまおうと決めた。と、いうことで今更ながらのTBSテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。
脚本は野木亜紀子で、原作は海野つなみによる日本の漫画作品。
● 逃げることも選択肢に
「逃げるは恥だが役に立つ」とは、ハンガリーのことわざで「自分の戦う場所を選べ」ということ。いま自分がいる場所、置かれている状況にしがみつく必要は無くて、自分の得意なことが生かせる場所へ行こう。逃げることも選択肢に入れよう、という意味があるとのこと。
大学院を出ながら派遣社員になって派遣切りに遭い、無職になったしまった25歳の森山みくり。父親がみかねて家事代行の週一の仕事をみくりに勧める。
その家事代行の仕事先は、父親の元部下の津崎平匡(つざき ひらまさ)の住むマンション。彼は36歳だが、ずっと彼女もいないし女の人との付き合い方もわからないが、みくりの提案した“契約結婚”に賛同し、みくりの「雇用主」となる。結婚式も挙げず事実婚という体で周囲への挨拶を乗り切ったみくりと平匡。やがて2人の間に本当の恋愛感情が芽生える。
テレビでやっていたのが2016年の10月から12月だからドラマが終わって、5年も経過してしまった。新垣結衣と共演者がエンディングで踊る主題歌の「恋」のダンスがずいぶんはやっていた頃には見逃して、今更ながらレンタルして見ている。
このドラマは大ヒットするはずで、本当に楽しいドラマに仕上がっている。新垣結衣の可愛さはもちろんの事、星野源も映画での主演作よりもずっと役にはまっていて、目が離せない。
ドラマで結婚した二人が、ドラマ終了後に現実でも本当に結婚してしまうという展開もすごい。
2021年5月の二人の結婚発表に関しては、ドラマでみくりの仲良しの伯母役を演じた石田ゆり子が鼻血がどうこうと言っているのがおかしかった。

Instagramを更新し、自身の写真とともに「あのすみません びっくりして鼻血が出そうなんですけど。涙目なんですけどすっぴんなんですけど」と驚きの気持ちを言葉にした。
みくりの良き相談相手でもあった土屋百合を演じていた石田は「わたしのことはどうでもいいけど、百合ちゃん、役のままの気持ちです。おめでとう こりゃたいへんなニュースだ」と祝福した。
あと、星野源は一見、ぼわ~んとした風貌でつかみがたいところがあるが書いているエッセーは面白く、歌も歌えて作曲もできて役者もやってるという才能豊かな人。
● 素敵だっていうことを気付いてない
新垣結衣は、星野源のどこがいいと思ったのか。彼女は星野から「褒めること」の大切さを学んだと、インタビューで語っていた。
「星野さんがすごく褒めてくれる人なので。もういい、ってくらい褒めてくれる人なので。私は、人を褒めることがうそくさくなっちゃいそうで苦手。すてきだな、ここがいいな、と思っていても、本当に仲良くならないと言えなかったりするんですけど、(星野は)あまりにも言ってくれるので、私もお返ししたいなと思って、頑張って言葉にしてみたら、とてもいいことだなっていうか、人に言ってみるのもいいことだなって思いました。
ちょっと照れくさかったりするんですけど。「そういう意図じゃなかったらどうしよう」とか考えたりもするんですけど、そういうのを伝えるのはとても良いことだなって、今回の現場で学びました。」
星野自身は、人をほめることに関してこのように語っている。
「けなしたり、バカにしたり、ダメ出ししたり、ここが悪いとかっていう方が簡単すぎて。なんかそれ、したくないなって思って。褒めるべきところとか、この人ここが素敵だっていうことを、意外と人って気付いてなかったりするから。じゃあ言わなきゃ! って思って。言って、俺の周りだけでも素敵な人を増やさなきゃ! みたいな」
また、星野は「よく言うじゃん?『好意的な意見があったら、マイナスな意見も無いとおかしい』って。それ自体がおかしいと思っていて。マイナスな意見って、ポジティブな意見の何十倍も力が強いんだから、一緒にしちゃダメなんだよね」とコメント。
理由として、「俺の好きな言葉で。バケツ一杯のミネラルウォーターがあって、美味しいでしょ? そこに唾を1滴たらしただけで、もう飲めなくなるでしょ? そういう事なんですよ。だから、平等じゃないんだよね」
ちょっと、ドラマの話からずれてしまったが、この言葉はぼく自身の人への接し方、考え方を振り返って反省させられる一つのきっかけになった考え方だ。
なお、奥さんになった新垣結衣は、人気女優なので世間がそっとしておいてあげるわけもなく、来年もさっそく、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で大河ドラマ初出演を果たすことが決定しているという。また、来年7月公開の映画「GHOSTBOOK おばけずかん」で、山崎貴(やまざき たかし)監督と13年ぶりの2度目のタッグを組むとのこと。
参照:「逃げるは恥だが役に立つ」に込められた意味が素敵すぎた
石田ゆり子、星野源&新垣結衣の結婚に驚き「鼻血出そう」“逃げ恥”で共演
星野源「うんざりすることばっかりなんです」そんな世の中で人を褒め続ける理由
