8月10日に茨城県・常磐自動車道で起きたあおり運転と暴力行為。これまでにも、色々なあおり運転のトラブルや事件はあったのではないかと思われるが、今回はかなり有名な事件になってしまった。


傷害の疑いで逮捕された宮崎文夫容疑者(43)の供述やドライブレコーダーの映像解析などから、事件の内容は徐々に明らかになりつつある。
 



捜査関係者によると、宮崎文夫は事件の直前、少なくとも数キロにわたって、車線変更や減速を繰り返したという。高速道路上で後方の車を強制停止させると、容疑者の男性が詰め寄り車を停止させ、その上で「殺すぞ」と怒鳴りながら運転席の窓から男性会社員(24)の顔を5回ほど殴った。


8月18日、身を隠していた宮崎と同乗していた女性・喜本奈津子容疑者(51)が捕まった。喜本奈津子容疑者は、宮崎をマンションの自室にかくまったなどとして、犯人蔵匿と犯人隠避容疑で逮捕した。県警によると、逮捕容疑や殴打事件の現場にいたことを認めている。


この事件、改めて映像の力というものを感じた。映像の記録がなかったら、このニュースがこんなにも注目を集めることはなかったのではないか。ニュースが流れるたびに、暴行の映像が使われた。暴行している宮崎文夫のイメージは最悪なものとして全国民の眼に焼き付いてしまったと言える。


8月11日のワイドナショーでもこのニュースを扱っていた。


みんなが共通して言っていたのは、『因縁をつけられそうな場面でドアはロックして、無闇に窓を開けてはだめだよね。』ということだった。まあ、もっともな意見だけど、それよりぼくが一番感心してしまったのだ、武田鉄也のコメント。


なんと、この事件から『道には霊がいる』という誰も思いつかないような観点から、話を持ってきた。

「普通に話しちゃダメ。この手の人は何かが憑依(ひょうい)したとか、高速道路の霊がとりついたとか、動物の霊がとりついているとかいうジャッジをした方が、それで身を守る、命を守る行動に出た方がいい」と持論を展開した。


これを聞いた、同局の久代萌美アナウンサー(29)は思わず笑いだした。それに松本人志や司会の東野幸治が気づいて「笑ってる!」と指摘。久代アナは「どういうことかなと思って…」と笑いをこらえながら話し、彼女はつぼに入ったようでその後も笑い続けていた。


これを受けて武田は「遠い昔から道端にはね、悪い霊がたくさんいるっていう話はあるわけ。お嬢さん笑うけど、道っていう字はつくりは『首』だよ」と説明。「昔の人は道をどうやって歩いたかっていったら、生首を持って歩いた、悪い霊が寄ってこないように。悪い霊がやってくる時は対抗できるのは悪い霊だから」と、独特の見解であおり運転への“対策”を説いていた。


ぼくは、この内容を確かめるためにネットで道と首の関係を調べたのだけれど、確かに「道」という漢字の成り立ちにはそのような意味がこめられていることがわかった。


ところで、宮崎は、不動産会社を経営していたらしいが、その会社の従業員もときおり暴力を振るわれていたのだろうか?『従業員がイヤイヤ社長に逆らわないでいたブラック企業だったのでは?』と想像してしまう。


映像の中に写っていた、ふてぶてしい中年女性・喜本奈津子も気になった。いったい何者なのか?
男の暴力の傍ら、携帯いじってまるで録画でもしているかのような態度。なぜにそんなに暴力に対して冷静でいられるのか?


多分、これだけいろんなニュースでテレビやネットが扱ったのだから、今週の週刊文春あたりで、また詳しく記事になるのだろう。

参照:武田鉄矢があおり運転に独自見解「霊が…」久代アナは笑いだす