早稲田大学のサークル「スーパーフリー」輪姦事件の主犯、和田真一郎(44)の懴悔録ということで、週刊新潮2月21日号に7ぺージのインタビュー記事が掲載された。
スーフリ事件とは、2003年5月に発覚した組織的な輪姦事件。 早稲田大学の「スーパーフリー」のメンバーは「ギャルは撃つための公共物だぜ」を合言葉に1999年秋から女子大生への輪姦を行っていた。
被害者の数は非常に多く、『スーパーフリー主催によるほぼ全イベントで強姦が行われていた』と、裁判の公判で被告人の1人が証言。被害者の総数は400名以上とも報じられた。
主犯とされる和田氏が逮捕されてから約30件もの被害届が出されたが、起訴されたのはうち3件だけ。早稲田大学のほかにも東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学といった首都圏の名門大学の学生ら計14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。
● 鬼畜とは、金輪際関わりたくない
和田真一郎は自分が「裸の王様」だったと思い知らされたのは逮捕後だったと言い、以下のように語る。
「起訴されてから被害者の調書を差し入れてもらい、拘置所で初めて読みましたが、そこには何の落ち度もない女性たちが、私のしたことで『食べては吐いてを繰り返している』 『満員電車の中で過呼吸になった』などと綴られていました。今の私から見れば、当時は決して深い理解ではなかったものの、少なからずショックを受け“こんなに苦しんでいるのか”と、居たたまれない気持ちになったのです。」
和田真一郎はなぜ、今回の取材に応じたかをこのように述べている。
「私のしたことは当時、世間で大々的に報じられました。今、あらためて事件について触れれば、被害者の方にとっては忌まわしい記憶を呼び起こされる形となり、再び辛いお気持ちにさせてしまうことになるかもしれません。出所後は一切表に出ず、残りの人生を社会の片隅でひっそり送っていく覚悟でいました。
ですが、一方で犯した罪への償いは、単に刑期を終えただけでは不十分なのではないか。そうも考え、なぜあんな卑劣な行為に及んだのかをお話しすることで、ご迷惑をかけた世間からの問いに少しでもお答えできればと思い、今回、取材に応じることにしました。」
彼は、週刊新潮の記事を読むかぎりでは、刑務所の中で気持を改めたようで、千葉刑務所に居る間に取れる資格はすべて取得したと、述べている。
「簿記は1級まで、危険物取扱者は甲・乙種すべて、山口(刑務所)では2級ボイラー技士免許を取り、パソコンの基礎も教わって簡単なワードやエクセルの資格も取りました。山形では、そろばんの試験も受けましたね。」
ところで、被害者の方々は、示談交渉も拒まれ、賠償金を和田が支払う段階には至っていないという。
「”和田のような鬼畜とは、金輪際関わりたくない”とのお気持ちはもちろん承知しています。その上でもし、私の出所を知った被害者の方が新たに賠償金を求められるのであれば、分割払いになるとは思いますが、誠実に対応するつもりです。
今は1人暮らしで、父母や兄弟とは一切、連絡をとっていません。特に父は、私が逮捕された後「出所したら息子を殺す」と取材に答えていたと聞きましたから、とても気が重いのです。」 と、述べている。
● 知人女性を男性スタッフに「献上」
スーパーフリーのメンバーは10人弱の「鬼畜班」と約40人の「和み班」に分かれ、前者は強姦の実行を担当し、後者は被害者の酔い潰しなど強姦のほう助と被害者の丸め込みを担当していた。
他にも「ギャルズ」と呼ばれる計50~60人程度の女性スタッフが在籍していた。彼女らはチケットを売る手助けをし、知人女性をイベントに連れていき男性スタッフに「献上」。その後、被害者をなだめる役割も担っていたという。
また、「海老蔵事件」や「六本木クラブ襲撃事件」で有名な「関東連合」の元リーダーの川奈毅(川名毅:かわなつよし)が、関わっていたとの情報もある。六本木で大規模なクラブイベントを繰り返していた「スーパーフリー」は、1イベントあたり1000万円もの売り上げを記録するなど、学生サークルとは思えない羽振りの良さだった。そのため、金の匂いに敏感な川奈は「スーパーフリー」に接近し、彼らのケツモチになったと言われている。
六本木界隈で一般人が派手に暴れまわっていた場合、警察以上に黙っていなさそうなアウトローたちが、「スーパーフリー」を見逃し続けた理由には、川奈の後ろ盾があった為だと推測される。
なお、川奈毅は2015年8月15日に、タクシー運転手から3万5千円を強盗したということで逮捕された。元々の経緯は、「グランドハイアット東京」という六本木の高級ホテルから川奈毅が乗り込む時に、「タクシーの運転手が、なぜこんなに金を持ってるんだ?」などと言い、強奪した疑いがかかっている。
この事件を起こしたことで、「川名毅は金欠なのか?」という情報もでたがそれは考えにくく、『お酒が入ったらすぐにケンカになり、逮捕されたこともしょっちゅうだった』との元関東連合の関係者である柴田大輔の証言もある。その後、消息が不明となっている。
参照:スーフリ事件の「和田サン」手記報道 被害者が語る卑劣な手口と“素顔”のギャップ
