ネットニュースで初めて知ったのだが、日本で一夫多妻を実行している男性がいるという。若いときならともかく、ある程度年齢がいってから、奥さんを何人も相手にするのは、日々の生活を含めて相当に大変なことだと思う。
「なんでまた、そんな荊の道を選んでしまったのか?」という疑問がわいてくる。
● 全員が離婚をした独身
今年の1月に、テレビ番組「有吉弘行のダイレクト!?」で、一夫多妻の家族・西山嘉克(にしやまよしかつ)さん一家について放送された。西山さんはアーティスト(言霊師)で、一夫多妻とのこと。

西山嘉克さんは現在36歳で、20代の頃に自分探しのために日本を2週半、そして世界を2周する旅をしていたそうだ。バイタリティある行動力で、そもそもパワーが並の人の数倍、あるのかもしれない。
彼には第一夫人と第二夫人がいて、二人にはそれぞれ子供がいて全部で9人家族になっている。西山家は佐賀県に住んでいるという。日本では、法律で重婚が認められていないので、まず最初の妻と結婚し籍を入れ、しばらく夫婦として過ごした後に離婚をし、次に二番目の妻と結婚して子供たちも同じ戸籍に載せた後、再度離婚しているとのこと。

そのため、二人の夫である西山さんも奥さん二人も、全員が離婚をした独身の状態になっている。奥さんたちは、もともと仲が良かったとのことだが、それでも正直なところ、嫉妬やモヤモヤ感などが色々とあったという。
そのモヤモヤをどのように調整していったのだろう。西山嘉克さんの体験は貴重な事でぼくをはじめ、話を詳しく聞いてみたい人はたくさんいるのではないか?西山さんは、一夫多妻・実践者としての本を出したらいいのではなかろうか。
● ネタの尽きない家族
ところで、「有吉弘行のダイレクト!?」で放送されたときのこと。第1夫人は、「はじめはモヤモヤしたが、慣れてきたら『いいかな』と思えた。自分が選んだ人がそうだったから、あきらめるしかない」と告白。
第2夫人は「『この生活は無理』と感じることはしょっちゅうある。とくに2人の営みの時は苦しい。ただ、さらけ出して本音を言う自分を2人は受け入れてくれる」と語った。
就寝時、それぞれの部屋で子供と休む夫人の下を訪れた夫は、第1夫人にお休みのキスをした後、「寂しがり屋」の第2夫人の下で眠る。「人生起きることすべてが酒のつまみ。この家族以上にネタの尽きない家族はない」、現在の家族の在り方を問われ、第1夫人はこう締めくくったという。
その時の出演者の感想が興味深い。有吉弘行(43)は「めっちゃ怖い」、遼河はるひ(41)は「深かった。この家族だからこそ成り立っている。私は出来ません」、鈴木奈々(29)は「私だけを抱いてほしい」としなが
らも「興奮するかも」と複雑な女心を覗かせたという。
「興奮するかも」と、さらりと言ってのける鈴木奈々、ただものではない。一番、印象に残った言葉。それにしても、ダンナはますます今後も大変そう!
参照:日本で一夫多妻が可能?西山いやさかファミリー、妻の嫉妬は?【有吉ダレトク】