キネマ旬報9月下旬号で、20本の新作を、3人の評論家が評価しているが、その中で断トツに高評価なのが濱口竜介監督の「寝ても覚めても」という9月1日から公開の日本映画。3人の評論家が何をおいても必見という★5個をつけている。

上野昂志氏は、「障害を設定することで、ドラマを盛り上げようとするのに対して、ここでは、それらの一切を排し、ヒロインの感情の動きのみに沿って描いた日本ではごく稀な恋愛映画なのだ」と評し、吉田伊知郎氏は、「十年に一本と言うべき傑作を撮りきった。」「ラストカットは成瀬巳喜男(なるせ みきお)の夫婦三部作に匹敵する虚無的な男女の姿を浮かび上がらせて慄然。」と、絶賛。
 

また、キネマ旬報が巻頭特集もやっている。ヒロインを演じた唐田えりかは、「この映画に出会えていなかったら芝居をやめていたかもしれない」と言って微笑んだという。本作のオーディションを受けた当時の心境を「自信というものがゼロだった」と振り返り、涙ぐむ場面もあったが「あの頃の自分に、もう少ししたら『寝ても覚めても』という作品に出合えるから、踏ん張ってと言ってあげたい」とすぐに笑顔になったという。


この映画にかんする情報を読めば読むほど面白そうと、期待がふくらむ。
ぜひ、鑑賞した後で感想をのべたいと思った。

 

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